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| 社長 幸後和壽 |
私たちトクヤマグループは、2018年の創立100周年に向け「創立100周年ビジョン」を策定しております。「人財の活力と化学の創造力で、未来を拓く、社会と共鳴するものづくり企業」がビジョンで設定したトクヤマグループのあるべき姿です。人財基盤の経営、CSRの推進を通じて、国際競争力の強化、戦略的成長企業の強化を進めることで、あるべき姿を実現していくことがビジョンの骨格です。
2008年度のトクヤマグループの「社会と共鳴するものづくり企業」を目指す取り組みは、ビジョンに沿って進められました。しかし誠に残念ながら、2008年度は社会の信頼を裏切る大きな問題が顕在化した年となってしまいました。当社および当社子会社である株式会社エクセルシャノンにおいて、「防耐火個別認定仕様と異なる仕様の樹脂サッシ(防耐火グレード)を販売した件」が明らかになり、2009年1月にこの事実を公表いたしました。樹脂サッシ(防耐火グレード)の防耐火個別認定の取得に際し、認定仕様とは異なる試験体で認定を取得していた事実、認定を受けた仕様とは異なる仕様の樹脂サッシを製造販売していた事実が判明し、必要とされる防耐火個別認定の基準を満たしていない製品約7万窓がお客さまに提供されていることが明らかになりました。
こうした事実の判明を受け、直ちに対象となる建物の特定、特定された建物に対する対象製品の交換改修の取り組みを開始し、現在これらの対応に全力で取り組んでいるところです。それと同時に今回の不正発生に対する原因の究明と再発防止策の検討に向け、社外調査委員会と再発防止委員会を設置いたしました。現在はこれら両委員会からの答申に沿って、忠実かつ確実に再発防止の対応を進めております。
トクヤマグループは、常に社会から信頼され尊敬されるグループであり続けたいと願って事業活動を展開してまいりました。しかし今回の不正により、社会的な信頼を大きく失う結果となってしまいました。お客さまならびに関係するみなさま方に多大なご迷惑とご心配をおかけすることになり、誠に申し訳なく深くお詫び申し上げます。
社外調査委員会からは、再発防止に向け不退転の決意を持って「意識改革」、「組織改革」、「内部通報制度改革」に取り組み、失われた信頼の回復に努めることとの勧告を受けております。トクヤマグループは、今回の事態を極めて重大なものと認識し、対象となる樹脂サッシの改修と再発防止に向けた改革に、グループ一丸となって全力で取り組む所存です。こうした信頼の回復に向けた取り組みを着実に積み重ねることにより、「社会と共鳴するものづくり企業」への道が再び切り開かれていくものと確信しております。
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