トクヤマで働く人々>研究開発系の仕事

自分のアイデアがプラントに反映される醍醐味 間島 卓也 Takuya Majima Si部門 Si開発グループ 2005年入社 地球環境科学研究科専攻

太陽電池用多結晶シリコンの新製法の開発に携わる仕事

Si部門は、主に高純度多結晶シリコン(Si)と酸化物であるシリカ(SiO2)を製造・販売する部門です。特に多結晶シリコンは、半導体基板材料のシリコンウェハーや太陽電池の基幹部品の材料として使われています。半導体用は99.999999999%(イレブンナイン)の高純度が必要ですが、太陽電池用ではシリコン結晶系の場合、99.99999%(セブンナイン)程度の純度で性能を発揮するといわれています。現在、太陽電池市場は急拡大しており、独自技術で低コストの多結晶シリコンを量産できれば市場構造を一変させる可能性があります。
私が担当するのは、その太陽電池用多結晶シリコンの開発です。現在、主流である「ジーメンス法」に比べて析出速度が10倍速く、高い効率で多結晶シリコンを製造することが可能な新製法「VLD(Vapor to Liquid Deposition)法」の開発を実証プラントで行っています。世界初の技術を一日も早く確立するために、日々プラントの改良に取り組んでいます。


トラブルの絶えない現場で、精神力と根気強さで立ち向かう

自ら検討したプロセスが採用され、実際に製品になっていくところがやはり一番面白いですね。しかし、実証プラントの運転は、最初からうまく行くことはほとんどありません。問題点を検証して実験を行い、それを現場にフィードバックしていく。試行錯誤を重ねてやっと目標まで辿りつく、まさに自分がやり遂げるという強い意志と根気強さが要求される仕事です。
プラントが正常化した後でも、トラブルはつきもの。化学プラントは皆さんの想像以上に巨大であり、現場では予期せぬことが頻発します。また、同時に複数の問題が持ち上がるため、それらを一つひとつ丁寧に解決していかなければなりません。研究職といえども製造現場に非常に近い仕事であり、現場に出て問題を解決していくことが求められています。入社してすぐのことですが、上司からプラント用分析機器の構築を任され、悪戦苦闘した経験があります。いざ運転というときに、測定したデータが想定していた値よりも大きなズレを生じていたのですが、データが正しいのか分析機器自体に問題があるのかどうかの判断がつきませんでした。結局、データの検証に10日間もかかってしまい、周りに迷惑をかけてしまいました。右往左往した結果、分析機器には何の問題もなく、プラントのバルブの内漏れが原因と判明したのですが……。プラントは「さまざまな要素が絡み合って動いているのだ」ということを強く実感したことを覚えています。

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キャリアパス

2005〜
Si開発グループ

入社動機

工場や製品をつくるプラントなどの現場に近い仕事、そして自分の立ち位置を把握しやすい中規模の会社、という二つの軸で就職活動。化学メーカーを中心にまわりましたが、その中でも、面接を通して出会った社員の方が、紳士的で人の良さを感じ、トクヤマに決めたというのが、入社の経緯です。


トクヤマの好きなところ/嫌いなところ

以前は、幅広い年代の人と一緒に仕事をすることが気がかりでしたが、入社してみると、面倒見が良く和気藹々としており、目標に向かって一丸となって仕事に取り組んでいます。一方で、スピードが求められる仕事であるため、自分自身も含めて保守的な体制や考え方を変えていかなければならないと思っています。


学生へのメッセージ

一つのことをずっと追究していくという基礎研究に近い仕事よりも、現場に近い仕事というのが、私の会社選びの軸でした。幸いにして、そうした仕事に携わることができ、予想以上に面白いと感じています。たとえば、化学工学や機械、電気など、新しい分野の知識を吸収でき、良い刺激になっています。


プライベート

休日は自宅でのんびりすることがほとんど。外に出かけることも好きで、飲みに行ったり、ぶらりとドライブに出かけたりすることも多いですね。最近始めたゴルフは、会社の同僚と行くなど、体を動かしリフレッシュしています。

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