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年々上昇するセメント価格。販売店との連携がカギ玉井章弘 セメント部門 セメント東京販売部 販売課

いかに自分のフィールドに持ち込むか

私の仕事は関東地区におけるセメントおよびセメント系固化材の営業。現在、千葉県全域と栃木県、茨城県の一部のエリアを担当しています。
セメントの最終ユーザーは生コン工場や建設会社ですが、当社のセメント販売はほとんどが販売店を経由して行っていますので、私の仕事は販売店とのやりとりが中心となります。日常的な業務としては、販売店や最終ユーザーである生コン工場を訪問して、セメント価格の交渉や出荷状況、需要・業界動向等の情報交換を行います。毎日様々な人と顔を合わせて話すことで、新鮮な情報をいち早く収集し共有する。話をするだけで、一見簡単な仕事に見えるかもしれませんが、実態はそう生やさしいものではありません。
最近は製造に使う石炭価格の高騰などの影響で、セメント価格は年々上昇。そのため販売店との間では毎年のように値上げのための価格交渉を行っています。しかしユーザーに価格転嫁できるかどうかわからない状況では、販売店としても簡単に仕入れ価格の値上げを受け入れるわけにいきませんから、ときに激しくぶつかることもあります。そこをどう判断し、自分のフィールドに持ち込み、いかに交渉を成立させるかが営業担当者の腕の見せ所といえます。
また、仕事を進めていく上で重要なのは「信頼関係」です。ユーザー訪問時に、先方の要望を親身になって聞き、迅速かつ丁寧な対応をすること。この積み重ねによりユーザーとの信頼関係を築くことが、何か問題が起きても大きなトラブルに発展させない為の秘訣ですね。時には難しい課題を頂く事もありますが、販売店や上司、同僚と相談しながら課題を一つ一つ解決していきます。


絶妙なバランス感覚が求められる

一番難しいのは、やはり販売店との価格交渉です。販売店は地元の建材店など中小業者が多いためトン数100円の値上げでもユーザーに転嫁出来なければ経営に大きく影響します。それが数年で2000円近く上昇したのですからユーザーとの交渉が難航していた販売店の抵抗感は相当なものでした。販売店と共にユーザーに説明に行ったり、販売店と議論したりと、何度も試行錯誤しながら着地点を探っていきました。なんとか双方が納得できる形で納めることができたときにはほっとしましたね。また上司と販売店の両方から「今回の対応はよかった」という言葉をもらい、ここに自分の存在価値があるということを実感しました。
この仕事で一番で大切なのは、なんといってもバランス感覚です。私はトクヤマの人間ですが、トクヤマの希望を100%押しつけるだけでは販売店は経営が立ちゆかなくなります。かといって販売店やユーザーの言い分をすべて聞くわけにもいきません。両者の状況を正しく把握し、お互いが納得できる折衷案を作る事で、両者がこの先何十年も共存共栄できる関係を築いていく。それには販売店、ユーザーとのいい関係を作ることも含めて、絶妙なバランス感覚が求められます。
このようにいろいろ難しい面もあるセメント営業ですが、実際に建設現場でトクヤマのセメントが使われているのを見ると、「自分が売ったセメントがここで生きているんだな」と誇らしい気持ちが湧いてきます。また、私達の納めたセメントが地図に残るような建造物の一部を構成しているという自負心を得られるところも、ものづくりの会社のいいところです。

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キャリアパス

2004~
セメント大阪販売部販売課
2008~
セメント東京販売部販売課

入社動機

第一志望は金融機関。内定も出て、完全にそちらに行くつもりでした。ところが、ついでに受けたトクヤマの社員の方々の話を聞くうちに「自社製品に愛着を持てる、モノを作っている会社ってやりがいがありそうだな」と思うようになり、自分の中での順位が逆転。さらに「文系社員が1割程度の少数精鋭なので、将来、会社を背負えるチャンスが十分にある」と聞いたことが最後の一押しになりました。


トクヤマの好きなところ/嫌いなところ

上司とも気兼ねなく話ができる風通しの良さ、若いうちから責任のある仕事ができること、ワークライフバランスがとりやすいこと、などは非常に気に入っています。その反面、堅実すぎて世の中の新しい出来事に対して、若干動きが鈍いところがあるのは確か。このあたりは今後の課題だと思います。


学生へのメッセージ

社会人になって、いままでの自分がいかに無知だったかを思い知らされる場面が何度もありました。頭でっかちにならずに人の話を素直に聞くこと。わからないことがあったら、その都度、詳しい人に質問するか自分で調べること。当たり前のようですが、それを当たり前にひとつひとつ積み重ねていくことが一人前になるための近道です。


プライベート

中学時代からテニスを続けていまして、現在、トクヤマ東京テニス部「T3」の部長を務めています。部員は20人で、週末は会社近くの日比谷公園や大宮の河川敷のテニスコートで練習。まずは毎年出場している渋谷区のテニス大会で優勝することが目標です。テニス好きの方、興味のある方は、ぜひトクヤマ東京テニス部「T3」へ。

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