トクヤマで働く人々>生産技術系の仕事
自分の名前のプラントを残したい河上 純 化成品第二製造部技術一課
工場のプロセスを改良・設計する仕事
各種有機溶剤の製造プラントにおけるプロセスの改良、設計が技術一課の主な業務です。プラントを監視して問題点に対応し、原因の究明、改善点の抽出にあたる日常業務のほか、数年後の需要量を見込み、生産能力増強・コストダウンを提案する投資計画も担当しています。
できるだけ安価に、顧客満足度を上げる製品を製造するためには、プラントをいかに効率よく稼働させるかが重要になります。たとえば、生産ラインで製品ロスが発生する工程がどうしても出てしまう場合、運転条件や管理方法を見直すことでどれだけコストメリットを出せるのかを検討したうえで、プロセスや機器の改良を実施するか決定します。
有機溶剤のなかには危険な物質があるため、取り扱いには関係省庁の許可が必要です。関係省庁に足を運んで説明し、質問に対応するなどのやり取りも含めて、一連の申請業務も任されています。また、ユーザーの元に出向き、製品の使用方法等に関するフォローに当たることもあります。
廃棄物を有価物に変える試みに成功
問題点があれば検討し、解決策を見つけ、現場にフィードバックする。私の仕事はPDCA(プラン・ドゥー・チェック・アクション)サイクルの継続です。日常の問題点は、現場の運転担当者が気付くことが多いので、日頃からミーティングを重ね、情報を吸い上げるように心がけています。
工程で何か問題が起きたとき、早急に技術的な対応が必要なのか、一過性で済むものなのかを見極める必要があるのですが、入社1~2年目はなかなか判断がつかず苦労しました。3年目ぐらいからはある程度の判断がつくようになり、自分で解決できるまでになりました。
入社当時、排出量が増えていたある廃棄物を有価物に変えて販売するという計画が検討されていました。以前から環境問題に興味があった私は幸運にもメンバーとしてこのプロジェクトを任されることになり、大学で専攻していた化学工学の知識を生かして改善案をつくりました。その改善案が実現し、2003年の工事終了後、実際に計算通りの効果を出すことができたのです。環境対策としても会社へのメリットは大きく、社内の特別(社長)表彰で優秀賞を受賞することができました。何より自分の設計した機器・プロセスが思い通りに動いたことは非常にうれしく、自信にもつながりました。
製造所内には、「○○プラント」というように技術者の名前で語り継がれているプラントがいくつか存在しています。将来的には、「河上プラント」として後世まで残るプラントを設計することが夢ですね。まずは、「河上プロセス」と呼ばれるような新しいプロセスの開発を目指したいと思っています。
キャリアパス
- 2002~
- 化成品第2製造部 技術一課
入社動機
大企業ではなく中堅企業に就職したいと考えていました。大きな組織だと、一歯車で終わりそうなイメージがあったからです。小学生のころからゴミ問題に関心があったので、トクヤマが廃棄物リサイクルなど環境対策に積極的に取り組んでいる点も入社の決め手となりました。
トクヤマの好きなところ/嫌いなところ
中規模なので、どこで何をやっているかが見えやすいところ。工場が同じ場所に集中しているので、技術者同士での情報交換もできます。残念なのは、実家のある横須賀に戻ったとき、トクヤマという社名を知っている人が周りにいなかったことです。全国で認知されるような会社にしていきたいですね。
学生へのメッセージ
若い人たちがどんな仕事を任せてもらっているのかについては、実際にそこで働いている人に会って話を聞くのが一番です。社内の雰囲気なども含めて、会社の「本当の部分」を知る機会を早めに持ったほうがいいと思います。
プライベート
休日は夫婦で遊びに出かけることが多いですね。常に計画に基づいて仕事をしているせいか、旅行等でも計画表を作るのが習慣になっています。東京ディズニーランドに行ったときも、待ち時間を予測して、アトラクションを回る順番や休憩時間まで時間単位で計画を立てました。妻は楽でいいと言っています(笑)。
