トクヤマで働く人々>生産技術系の仕事
設備を作る側から、守る側へ山本 将生 電気計装グループ 計装チーム
プラントの制御システムを構築する仕事
全社で集中的に行っていたIT推進活動が一段落したところで、電気計装グループに戻りました。以前のFAチームが計装チームと一緒になったため、担当する仕事は同様にプラントの制御システムの構築を行っています。
戻ってきて最初に携わったプロジェクトは、自家発電所の重油炊きボイラーを石炭ボイラーに更新する工事。そこでの私の仕事は、発電所にある異なる2つの制御システムを1つの新たな制御システムとするとともに運転監視操作機能の向上を図ることです。普段は自社開発するのですが、今回は当社にない技術を使っていましたのでプログラムに関してはメーカーさんの協力を得ました。思い通りにできなかった面も多いのですが、常に最新技術を追いかけていくことの難しさと楽しさを味わっています。
このほかにも論文を投稿したり、海外関連会社から研修に来た技術者の教官を務めたりすることもあります。また以前関わった制御システムを運用しているオペレーターと意見交換しながら、プラント運転のフォローをすることも重要な仕事です。
良い設備とは、設計とそれを守る設備管理を知ること
化学メーカーである当社において少数派であるシステム系のエンジニアですが、自分たちがプラントを設計し建設することで企業力が高まっているという自負はあります。
一方で、当社は数多くの製品を生産していますので、さまざまなプラントを経験し、業務をこなす必要があります。それだけに多くの知識が必要とされるのですが、新しい技術を身に付けていくことは喜びでもありますし、苦労でもあります。
思い出深いプロジェクトは、入社後すぐに担当した自家発電所建設という一大プロジェクト。今となっては信じられない話ですが、10年に一度といわれる大プロジェクトにおいて、ボイラー以外のDCS(分散型制御システム)の構築をほぼ一人で担当。システム構築を最後までやり遂げるとともに、さまざまな分野の人たちとやりとりしながら建設の始めから終わりまでを見届けることができたのは貴重な体験でした。
また、設備が設計通り動いたときには感極まるものがあります。プログラム上で0と1の記述を間違えただけでも、プラントが停まることもあり得ますので緻密さと集中力が求められる仕事だと思います。
昔で言うところの「読み、書き、そろばん」と同様、今やコンピュータ知識も必須になってきました。もちろん入社してから勉強して身に付けていくことは可能で、私も情報系の学部を出たのですが、UNIX系、ソフトウェア系など4つの雑誌を購読し最新技術をチェックしています。
しかし、より大事なのはプロとしての意識を持つことです。社会ではマニュアルどおりで通用するという仕事などありません。それは実務を通じて身に付けるしかないので、先輩から技術を盗むくらいの貪欲さを持って臨んでいます。
キャリアパス
- 1996〜2000
- 電気計装グループ FAチーム
- 2000〜2002
- 情報システムグループ ITチーム
- 2002〜
- 電気計装グループ 計装チーム
入社動機
大学時代に参加したインターンシップがトクヤマとの出会い。情報系出身はIT系に進む人が大半ですが、ものづくりをしたいと考えていた私がお世話になったのが社内制御システムの改善を行っている部署でした。ここなら自分の専攻も活かせ、面白い仕事ができそうだと思ったのが入社の経緯です。
トクヤマの好きなところ/嫌いなところ
自分の意見や想いが通りやすい、小回りが利くなど、規模が大きすぎず自由な風土がトクヤマの良いところ。しかし、厳しい競争に勝ち残っていくには、変わらなければならない点もあります。それが自分たちの力になるんだと信じて、これからのトクヤマをつくっていかなければと思っています。
学生へのメッセージ
皆さんには無限の可能性があります。社会に出るまでの期間は、自分の能力を蓄えるときです。一人ひとりの時間は誰にでも等しく与えられていますので、若いうちの時間を大切にして、買ってでも苦労をしてください。目先のことにとらわれずに、数年後、数十年後のことを意識して行動すれば、きっと未来が開けてくると思います。
プライベート
入社以来続けているのが空手。集中力が培われ、仕事にも良い影響があります。広島と島根の県境はスキー場が多く、車で1時間程度と非常に便利で、冬にはスキーを楽しむことが多いです。
