トクヤマで働く人々>生産技術系の仕事

プラントの頭脳ともいえる制御システムの構築を担当石田順一 TMPプロジェクトグループ 電計チーム

プラントに「命を吹き込む」。それが計装の仕事

社内エンジニアとして計装を担当しています。プラントの運転では、絶えず変化する圧力や温度を監視・制御し、常に製品の製造に理想的な状態を維持することが求められます。それを実現するために最適な制御システム、センサーおよびコントロールバルブ等を設計・選定し現場に適用するのが計装の仕事です。ひと言でいえば、プラントの頭脳や神経を構築することといえるかもしれません。私自身、計装とは「プラントに命を吹き込む仕事」だと考えています。
大学時代は制御工学を専攻。インターンシップで1週間ほどトクヤマの工場に来て研修をさせてもらいましたが、このときはプラントの運転データを解析する作業をしていたため、計装はソフトウェアが主体の仕事だという印象を持っていました。もっと工事寄りの仕事もしたかったので少々物足りなく感じたのです。しかし実際に仕事に就いてみて、センサーやバルブの選定、工事設計、管理など非常に幅広い仕事だと分かりました。ソフトウェアからハードウェアを含めた制御システム全体の構築を一貫して手がけることができ、非常にやりがいを感じています。
システムの完成までには多くの苦労があります。センサー類の設計においては、さまざまな条件を考慮しなければなりませんし、制御機能の設計ではあらゆる運転条件を想定しておかなければなりません。工事を遅滞なく完了させる工程管理も大切な仕事です。しかしそんな苦労が多ければ多いほど、得られる達成感も大きいもの。プラントの立ち上げに成功した瞬間は、感極まるものがあります。


マレーシアのプラント建設プロジェクトに参加

前回担当した国内ポリシリコンプラント建設業務での思い出深いこととしてフィルター切替作業の自動化システムの構築があります。同型の既存フィルター設備においては、作業頻度が高く、複数のバルブを運転状態に合わせて同時に操作する必要があり、「非常に操作が複雑で、精神的にも負担である、なんとかならないか」という作業者の声を聞いて建設と併せて着手したものです。現場で話を聴きながら綿密に作業を分析し、異常時の操作を解析して自動化システムを完成させました。職場の仲間と同じ目標に向かって挑戦し、最後にそれを成し遂げる、その達成感は最高でした。そのときの経験は、今も私の仕事の原動力になっています。
現在の配属先であるTMPプロジェクトは、トクヤマがマレーシアに建設を進めているポリシリコンプラントのプロジェクトチーム。世界で活躍するエンジニアリング会社と協働して、また多くの企業の協力を得てプラントの完成を目指していますが、こうしてグローバルエンジニアと触れ合うことで、それぞれの違った考え方やスピード感に大変刺激を受けています。現在は設計の真っ最中。世界中の計装技術を幅広く調査し、積極的にその適用を検討しているところです。最適な計装技術を取り入れて、世界一のプラントにしたいと思っています。建設が本格化する2012年にはマレーシアに1~2年駐在して、現地で計装の指揮にあたる予定。日本に残していくことになる妻や子供には申し訳ないのですが、今から現地に行くのが楽しみです。

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キャリアパス

2002~
生産技術部門電気計装グループ
2009~
TMPプロジェクトグループ

入社動機

子供の頃から徳山製造所の大きな煙突を見ながら育ち、なんとなく親近感を持っていました。さらに大学の卒論でトクヤマと共同研究をする機会があり、必要なものは自ら造る自前主義や、廃棄物から新たな製品を生み出すユニークな発想と技術力の高さに魅力を感じました。


トクヤマの好きなところ/嫌いなところ

プラントを自社で設計、建設するという風土から、高いエンジニアリング能力を持つことが強みです。反面、先輩たちが築き上げたものがしっかりしているだけに、若干、融通が利かないと感じる部分もあります。それをより良いものに変えていく事が、われわれ若い世代の役割です。


学生へのメッセージ

将来の自分の姿をしっかり見据えて、後悔しないように「今できること」に全力で取り組んでほしいと思います。仕事、趣味、遊び、どんなことであっても、全力で生きている人は輝いています。


プライベート

趣味はジョギング。友人に誘われて参加した10キロマラソンで、自分の限界を超えて最後まで走りきる達成感を味わい、それからやみつきになりました。ホノルルマラソンに参加するのが当面の目標で、毎日会社の昼休みなどを利用して鍛えています。休日は家族サービスに徹します。妻と3歳の息子と全力で遊んでいます。

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