最大の強みとなる徳山製造所
トクヤマの「創造的風土」。これは独自の製品を生み出してきた研究開発力だけを指しているのではありません。トクヤマは、製品開発以外にも、たとえば製造プラントを自社で設計・建設するなど、技術面での自前主義を貫いてきました。それは自社技術へのこだわりであり、良いものをつくるためには、必要なものは自前で揃えるという風土が根付いているのです。

徳山製造所
その創造的風土を最も象徴しているのが、発祥の地である山口県周南市にある徳山製造所。瀬戸内海に面し、広大な敷地面積を誇る徳山製造所は、現在も大半の製品を製造しています。主に無機化学品を製造する徳山工場、セメントを製造する南陽工場、有機化学品や多結晶シリコンを製造する東工場の3工場が立地しています。トクヤマでは創業以来、各事業がエネルギー、マテリアルおよび技術で強力に結びつき、循環型製造所を形成しています。このインテグレーション(集積)がトクヤマ最大の強みです。
そして、徳山製造所の最大のシンボルとなるのが、約55万kwという国内有数の発電能力をもつ自家発電所です。ここで作られる電力と蒸気は、トクヤマのさまざまなプラントに活かされています。また、電解事業(塩水の電気分解)から得られる苛性ソーダは衣食住の各分野で用途がありますし、同時に副生される塩素と水素は高度利用を模索するなかで塩ビや多結晶シリコンなどを生み出しました。まさにトクヤマの事業発展の軸といえます。つまり、常に新たなオリジナル製品を生み出していく研究開発と製造面を技術的に支える生産技術が両輪となっているのです。
中央発電所
塩カル工場

またトクヤマでは、化学品製造とセメント製造という2つの事業をもつ特徴を活かし、産廃物や副産物のリサイクルに力を注いでいます。2010年度には123万トンもの廃棄物を社外から受け入れました。これらの環境問題への取り組みを通じて天然資源の消費を抑制し、「環境の国づくり」に貢献しています。


