仕事を知る

化成品部門 化成品企画グループ(徳山) 藤山 香織

需給管理や事業計画を立案する

化成品部門は、産業に必要不可欠なソーダ工業を中心とした基礎化学品、石油化学品を扱っています。その中で企画グループは、それら幅広い製品の需給管理や今後の事業計画を立案することが主な役割となっています。需給管理とは、営業と製造の間に立ち、製品の需給バランスをコントロールすることです。国内外のお客様への販売、自社での消費に最適な供給ができるよう生産量の決定を行います。具体的には、販売状況や市況観をチェックしながら、各製品の生産量を計画、輸出等を実施し、需給バランスの調整を図っています。さらに、長期的な視野で、国内外の市場動向を調査し、今後、化成品事業としてどのように収益を生み出していくか検討、実行することも求められます。
その中で、私は塩酸などの一次塩化物と呼ばれる製品や塩素系溶剤の需給管理及び輸出業務を担当しています。私の担当している製品は、一つの製品を作ると同時に他の製品が連産されてくるものが多く、単純に一つの製品の需給だけを見れば良いというものではないところが難しくもあり、一方でやりがいを感じるところです。各製品の生産比率はある程度柔軟にコントロールができるため、販売状況や在庫、先々の設備点検、採算性などを加味して生産量を決定します。製品の需要期や設備点検、時にはトラブルもあり、日々の生産量の変動要因はさまざまです。営業・製造・物流とコミュニケーションを取り合いながらいち早く状況に対応していく。お客様へ安定供給をするという使命を支える大事な仕事だと思います。輸出業務では東南アジアをはじめとした海外のお客様へトクヤマ製品をお届けしています。製品の輸出を通じて直に新興国の発展を感じることができる面白い仕事です。

化成品のプロフェッショナルになるため、日々学ぶことを忘れない

化成品企画グループに配属されて、まず驚いたのは仕事の裁量権の大きさです。基本的には担当製品を一任されます。
配属されて数カ月後、輸出するための船の到着の遅れにより製品の出荷ができなくなったことがありました。工場のタンク在庫は溢れてしまうとプラントそのものを操業停止させなければなりません。予定外の在庫を抱えたことから、本来なら生産量を減らす判断をしなければならない状況でした。しかし、この状況を自分では把握できておらず、製造部の方から指摘されて初めて気付くこととなり、あわてて対応することになりました。日々の需給状況を管理している担当者は自分であるのに、一番に動けなかったことで悔しい思いをしました。製造部では原料の受け入れ等の計画、物流チームでは社外タンクへの転送計画を立てているため、生産量を変更するとそれらの計画が全て変わってしまいます。企画の判断が遅れると各所にも影響が及ぶという責任の重大性を認識しました。これ以降、製造や物流、営業とよく情報交換をして状況を共有すること、リスクを先読みし、素早い判断ができるよう心がけています。また、机上だけでは分からないことが多いため、自ら情報を収集する姿勢が身に付きました。
今後の目標は、営業・製造・物流それぞれから頼りにされる存在になることです。今は経験が浅く、勉強することも多いですが、学んだことを糧にして、まずは担当製品のプロフェッショナルになりたいと考えています。ゆくゆくは各所と密に関わる企画グループだからできる課題、問題点の改善を行っていきたいです。

入社動機

山口県出身の私は、就職を考えるにあたり、縁もゆかりもない会社よりも馴染みのある地元の会社で働きたいという気持ちと、それとは反対に地元に留まるのではなく、スケールの大きな仕事をしたいという気持ちが混在していました。トクヤマだったら、この二つの「やりたいこと」をともに実感できると考え志望しました。そして選考を通して出会った社員の方々がとても真摯に向き合ってくださったことが決定打となり、トクヤマへの入社を決めました。

トクヤマの好きなところ/嫌いなところ

会社に入って感じたのは魅力的な人の多さです。トクヤマは地味で堅実といったイメージがあり、堅物な人が多いかと思いきや、上司、先輩社員にはスマートで柔軟な考え方を持った方がたくさんいます。日々学ぶところがあり、環境に恵まれていると感じています。一方で全社的にのんびりしているところがあるので、スピード感と貪欲さを持って仕事をすることを心掛けなければとも思います。

学生へのメッセージ

就職活動では会社選びの軸を問われる機会が多かったように思います。面接やエントリーシートのための建前は一旦置き、本音で譲れない条件を洗い出してみてください。自分にとって大事にしたいことを明確にしておくことは大切な作業だと思います。選考が思うようにいかず、焦ることもあると思いますが、世の中にはたくさんの仕事があります。いろんな方向にアンテナを張り、自分にとってより良い答えを探してみてください。

プライベート

スポーツ観戦や好きなアーティストのライブに出かけたり、学生時代の友人と集まって旅行をしたりと、楽しみを見つけては仕事へのモチベーションにしています。また仕事を通して芽生えた貿易や会計などへの興味を始まりとして、現在資格試験に目標を定めて勉強中です。やらされる勉強ではなく主体的にする勉強は楽しく、捗ります。

PAGE TOP