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研究開発部門 つくば研究所

「食の安心、安全、美味しい」を目指して

研究開発部門つくば研究所は、新たな素材や技術を研究・開発し、新規事業を創出することを目的とした部門です。私が所属するUSI(ウシ)チームは、現在酪農関連製品の開発を行っています。「トクヤマで酪農関連の事業?」と不思議に思われるかもしれませんが、この酪農関連製品の開発は「とくちゃれ」というプロジェクトから始まった新しいテーマです。「とくちゃれ」とは、社員がトクヤマの企業価値を高め、自分が本当に面白い、やりたいと思うことを発案し、部門の垣根を超えて取り組む社内風土改革プロジェクトです。酪農関連製品の開発は2013年に新テーマとして稼働し始め、2017年に製品第一号の販売を開始しました。事業としては「種から芽が出てきた」といったところです。
私は乳牛の病気である乳房炎を予防する製品の開発に携わっています。乳房炎は、乳量や乳質の低下の原因となるもので、その経済的損失額は国内で年間約800億円、世界では約10兆円と言われており、大きな問題となっています。また近年、乳房炎の治療で使用する抗生物質の耐性菌の出現も問題視されており、抗生物質の使用量低減が求められています。これらのニーズに応えるべく、私たちのチームでは、牛が本来持つ自己免疫力を低下させることなく乳房炎を予防することができる製品の開発を行っています。「食の安心、安全、美味しい」へ、日本の技術で世界に貢献することを私たちは目指しています。

お客様はもちろん、動物にも喜んでもらえる製品を

入社してからUSIチームへ異動になるまでは、ライフアメニティー部門のMAグループでジェネリック医薬品の有効成分である原薬の開発に携わっていました。具体的には、先発医薬品の調査、合成ルートの確立、製造フローの構築を行っていました。開発はグラム単位での評価から始め、徐々にスケールを上げて行き、1000Lスケールで実機製造を行います。ジェネリック医薬品の原薬は、99.9%以上という不純物をほとんど含まない高純度を目指して開発を行いますが、スケールアップを行うと操作性が変わってしまい、収率や品質の低下など、さまざまな問題が生じます。中でも印象に残っているのは、ある品目の開発に初めて携わったときです。私の担当は、一度実機製造を行ったところ操作性が悪く、品質が低下してしまった工程の製造フローを改善することでした。試行錯誤して構築した製造フローの実機製造に立会い、その工程が上手く行ったときには大きな達成感を得ました。
USIチームに所属してからまだ日は浅いですが、原薬の開発の進め方とは異なることが多く、勉強の日々です。実際に製品を使っていただく農家の方や、現場のことを考えながら開発を進めて行くのは初めての経験で、とても面白く、やりがいを感じています。
今後の目標は、お客様にはもちろん、動物にも喜んでもらえるような製品を開発し、日本や世界の「食」に貢献することです。トクヤマの中で川下製品を開発することは珍しい事例でもあるので、トクヤマが変わっていくきっかけを作ることができたらと思っています。

入社動機

大学では化学を専攻しており、化学系メーカーで研究開発に携わりたいと考えていました。事業内容に興味を持った化学系メーカーの会社説明会や面接に足を運び、その中でもトクヤマ社員の方は誠実で温かい人が多く、好印象でした。また、社員の方が熱心に話を聞いてくださり、働きやすい雰囲気であると感じたため、入社を決めました。

トクヤマの好きなところ/嫌いなところ

トクヤマにはまじめで誠実な方が多く、仕事に対してもその姿勢が表れていると感じます。少し保守的な部分もあり、既成の殻を打ち破って飛び抜けるという感じが少ないかもしれませんが、それは会社としても自覚しているところです。昨今では「とくちゃれ」のような部門の垣根を超えるプロジェクトが立ち上がり、社内の風土改革が進んでいます。

学生へのメッセージ

就職活動中はさまざまな情報が飛び込んできて、会社の選び方に悩むことも多いと思います。
そういう時は一度立ち止まってみて、自分の軸について考えてみると良いと思います。自分自身の性格や、大切にしている考え方、将来なりたい姿など、全ての言葉を紙に書き出して、整理してみるのがおすすめです。一度整理してみると、自分にとって大切なものがはっきり見えてきて、自分に合う会社を見つけやすくなるのではないでしょうか。

プライベート

社会人になってから、スキューバダイビングを始めました。国内、国外問わず様々な海に出掛けてダイビングを楽しんでいます。初めてオーストラリアのグレートバリアリーフに潜ったときは、サンゴ礁や熱帯魚の美しさにとても感動しました。
普段は研究所以外の方と関わる機会が少ないので、ダイビングに来た職種や年代の異なる方とお話しすることは良い刺激になり、仕事へのモチベーションアップにも繋がります。

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