人を知る

化成品部門 化成品東日本営業部

コミュニケーションを大切にして、ニーズをいち早くキャッチする

私の所属する化成品東日本営業部は、苛性ソーダなど基礎的な化学薬品を販売する部署です。その中で私は、関東・新潟地区の塩化カルシウムの販売を担当しています。塩化カルシウムの主な用途としては、次の4つがあります。1つ目は道路の凍結防止や、積もった雪を溶かす凍結防止・融雪用途。2つ目はグラウンドや工事現場の土埃を防止する防塵用途。3つ目は空気中の湿気を吸い取る除湿剤(湿気取り)の原料用途。4つ目は食品添加物の用途です。ここに挙げた用途以外にも幅広い用途があります。
私の仕事はこれらに挙げた用途のお客様(ユーザー)や代理店(商社)と取引をし、塩化カルシウムを安定的に販売することです。用途が幅広いため、お客様もさまざまです。除湿剤であればドラッグストア等でよく見かける生活用品メーカーの購買部門の方がお客様になりますし、凍結防止・融雪用途や防塵用途であれば、地域に根ざして商売を行っている建材店などがお客様になります。
塩化カルシウムの凍結防止・融雪用途の場合、大雪が降ると需要が急速に増えることがあります。塩化カルシウムは当社の創業以来の製品であり、基礎的な化学薬品であるソーダ灰(炭酸ナトリウム)と同じプラントで併産されているので、需要が増えたからといって急に生産量を増やすことができず、大雪が降ってからでは対応が間に合いません。そのため、お客様とコミュニケーションを密に取り合い、ニーズをいち早くキャッチし、事前に購入いただいて備えてもらうなどの対策を取る必要があります。お客様との関わりを大切にした甲斐もあって、お客様との距離は近くなり、どうすればお客様のためになるかという営業活動の基本を学ぶことができていると感じています。

現場を訪れる大切さ

現在、国内で粒状(固形)の塩化カルシウムを製造しているメーカーは当社しかありません。そのため、国内の需要に応えるために中国のメーカーに一部製造を委託し、当社のブランドで塩化カルシウムを輸入・販売しています。現在の部署に異動してすぐ、中国への出張がありました。出張の目的は毎年塩化カルシウムを購入している中国のメーカーとの購入価格・購入量の交渉と、新規購入を検討する塩化カルシウム工場の現地確認でした。いつも購入するメーカーとの交渉は想定通りに進み、ひと安心したのですが、新規メーカーへの訪問時に問題が起こりました。
その工場の製品は事前にサンプルを入手していたので、現地を確認して問題がなければ購入という予定だったのですが、工場周辺に近づいても人の気配がありません。案の定、工場に到着すると設備が稼働しておらず、更には一部が撤去されている状態でした。訪問の少し前に中国当局の環境査察により、工場の稼働が止められていたのです。その後、工場の事務所を訪れると、現地の担当者に「数週間後には再稼働を予定しており、問題ない」と言われましたが、先に現場を見てきた我々からすれば数週間で再稼働するとは到底思えません。そのため、具体的な話はせずにその場を後にしました。その工場は、現時点でも稼働しておらず、実際に現地を訪問しておいて本当に良かったと感じています。
この話はかなり極端な例ですが、現場を訪問して初めてわかるということは多くあると思います。この件をきっかけに現地・現場を実際に見ることの大切さを再確認しました。

入社動機

多様な業界と関わることができるので化学メーカーを志望していました。就職活動を始める前はトクヤマの社名も知りませんでしたが、たまたま参加した会社説明会で「少数精鋭で若手から大きな仕事を任せてもらえる」という説明を聞き、興味を抱きました。そして、選考での先輩社員との面談で、説明会で聞いた「人にウェットな社風」ということを実感し、入社を決意しました。

トクヤマの好きなところ/嫌いなところ

トクヤマの好きなところは、心優しい人が多いことです。営業活動をしていると、お客様から技術的な質問を受けることが多くあります。そんな時は製造部にいる技術職の方に問い合わせるのですが、どんなに基礎的な質問であっても嫌な顔一つせずに教えていただけます。「仕事だから」と言われればそれまでですが、製造部と営業部が協力し合う土壌がトクヤマにはしっかりとあるように思います。

学生へのメッセージ

私が考える就職活動の基本は「肌感覚」が合うかどうかだと思っています。それを確かめるためには、とにかく自分の足を使って活動してみることが大切です。インターネットで他人がおいしいと言っているお店でも、いざ行ってみるとそうでもないと感じることがあるように、人それぞれ感覚は異なると思います。就職活動中に迷った時、自分の足で稼いだ情報があれば、どちらに行けばよいかは自ずと見えてくると思います。

プライベート

国内外問わず旅行するのが趣味です。学生時代に比べると頻繁に長期の旅行をすることはできませんが、5月の連休や夏休みには比較的長期の休みが取れるので、安い航空券を見つけては旅行を楽しんでいます。先日訪れたラオスは、時間の流れが本当にゆっくりで、普段の仕事を忘れてリフレッシュすることができました。次の休みまでは、近所のタイ料理屋で旅気分を味わうことで我慢します(笑)。

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