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生産技術部門 プロセス技術グループ CAEチーム 今井 俊輔

エンジニアリングの遂行と問題解決を行う

プロセス技術グループCAEチームでは、さまざまなコンピュータソフトウェアを利用したシミュレーションの実施によって、エンジニアリングの円滑な遂行と問題解決を行うことを主な業務としています。現在稼働しているプラント内部の現象の観測が困難なときや、新規に開発している装置で起こり得る未知の現象などがシミュレーションの対象となります。
これらをコンピュータ上で再現することで問題点の発見や、条件の最適化の検討などを行います。用いるシミュレーションの手法は注目している現象によって多種多様ですが、使用頻度の高いものの一つが流体解析です。流体解析は流体の運動などに関する方程式をコンピュータで解くことで、流れの状態のシミュレーションを行う手法です。化学プラントにおいて装置内の流動状態は、非常に複雑かつ運転上重要である場合が多いので、流体解析の機能と期待は大きいものです。しかし、対象とする現象によっては、現在の流体解析の技術やコンピュータの性能では、完全にはシミュレーションができないこともあります。「プラントは生きている」そう私は思っています。先述のようにシミュレーションが一筋縄ではいかない場合、まずは問題としているものの本質は何であるかを捉えることが重要です。そしてその課題解決のための適切な計算を考え出し、実行する。つまりプラントを診断することが私の役割であると思っています。

計算・検証を重ね、正常に装置を稼動させる

シミュレーションを行った場合、「その計算結果が本当に妥当なのか」と考えることが重要となります。シミュレーションを行うためには、まず対象とする現象がどのようなものか見当をつけ、再現するための方法を自分で設定した上で計算を行います。その際、大切なことは「その計算結果が本当に妥当なのか」と考えることです。たとえ自分が設定した計算が上手くいったとしても、計算の前提が適切でなければシミュレーションの結果が正しいとは言えません。私たちは大きな装置内で発生する複雑な現象を扱うことが多いので、計算方法の設定が簡単ではない場合がほとんどです。
計算結果が妥当かどうかを確認する方法として、実験による検証があります。この検証は可能な限り行いますが、実機でなければ分からないこともありますので、時には計算結果だけを頼りに新たな装置の設計が求められる場合もあります。その際は、実際に装置を運転するまで計算が妥当であったかは知ることができません。私自身、シミュレーションのみを頼りにしたアイデアで実装置を設計した経験があります。その時の計算には自信を持っていたものの、やはり実際に運転されるまでは上手くいくかどうか不安でした。結果的には想定した通りの運転ができましたが、その時は嬉しさよりも先に安堵の気持ちを抱いたのを覚えています。しかし、自らの考えの正当性が、実機により直接的に示されることは気分が高揚しますし、これこそ工場で働くことの面白さだと思います。

入社動機

「エネルギー資源が無限にあれば世界中の問題の大部分が解決する」という考え方が世の中にあると知ったことをきっかけに、エネルギーに興味を持ちはじめ、学生時代はエネルギー資源の有効活用に関する研究をしていました。就職活動では「多くのプラントを持つ総合化学メーカーでエネルギー利用の最適化をしたい」と考え、中でも大きな自家発電所を持つトクヤマはエネルギーについて、実直な考えを持っていると感じ入社しました。

トクヤマの好きなところ/嫌いなところ

私はまだ経験が浅いですが、それでも自分の意見を主張できる雰囲気があり、かつそれを聞き入れようとしてくれる周囲の存在があるところが気に入っています。また、キャリア上専門分野ではない業務を遂行する場合、社内にてバックアップ・フォローをしっかりしているので未知の分野への理解が深まり成長を感じられます。トクヤマは入社後幅広く成長できる会社だと思います。

学生へのメッセージ

やりたいことをやるということはとても大事なことだと思います。自分が本当にやりたいことを、就職活動という絶好の機会でよく考え、それを実現できる会社を見つける。これが第一だと思います。一方で、それにとらわれ過ぎず、当初「やりたくない」と感じていたことも「やってみたい」に変えられる柔軟性を持つことも大切だと思います。幅広い視野で自身にとって何が一番なのかをよく考えてみて下さい。応援しています。

プライベート

スポーツが好きで、長年野球やサッカーをやっていました。それに加え、学生時代にはマラソンにも挑戦しました。また自他ともに認めるプロ野球ファンで、社会人になった今も毎日テレビで試合を観ています。今は登山に魅力を感じています。山にいる間は山のことだけを考えられる、そのことが日々の疲れを癒すのに最適だと感じています。

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