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エンジニアリングセンター 設備管理グループ

大小約300の設備保全を行う

設備管理グループの役割は、製造部が安定した製品生産を安全に継続できるように、設備保全を実施することです。保全方法は2つあり、設備が故障してから修理する事後保全と、故障する前に定期的な診断結果を基に対応する予防保全があります。
設備には各々重要度が決められており、停止してしまうと生産に大きく影響を与えてしまうものから、予備設備や別の工程を経ることで対応可能なものまであります。よって、各設備の特性と重要度、生産に与える影響を理解し、適した保全計画を練り、実践することが設備管理部の使命となっています。
私はソーダ灰製造プラントにおけるソーダ灰乾燥工程を担当していますが、担当する範囲だけでも大小約300もの設備が存在します。加えて、ソーダ灰はトクヤマ創業当時から続く製品であるため、多くの設備は長年使用しています。そのため、トラブルが多く、対応を求められることが多い設備と言えます。老朽化したものは全て新しくすれば済む話と思われるかもしれませんが、それでは多大な費用がかかります。それゆえ、私たちには設備の重要度や劣化の程度から限界を見極め、効果的な補修が求められます。また、製造設備は生産量が重要となりますが、そればかりを重視し、安全がおろそかになっていけません。実際に保全工事を行う協力会社との連携を深め、製造部を含めた安全活動をすることで人と設備の安全を確保する必要があります。時に安全のためには重要な機器であっても稼働を停止し、補修を実施する判断も求められます。稼働を止めるということは生産量を減らすことになるので、問題点を迅速に見極め、最短で効果的な補修方法を提案・実施することが必要です。「見極める力を養って、安定・安全な生産を支える」。困難ではありますが、責任とやりがいのある仕事です。

常に供給責任を感じながら、保全計画を立てる

2015年に国内で唯一のソーダ灰生産工場となったことにより、安価な海外品ではなく、国産のトクヤマ製品を選んでいただいているお客様に対し、一段と供給責任を感じています。以前は能力の7割稼働だった製造設備は2015年以降フル稼働となりました。前述のとおり、ソーダ灰製造設備は決して新しいものではありません。
初年度は、さまざまな部署の社員が一体となり、目標とする生産量を何とか確保できましたが、重要なのは今後も安定した供給を継続することです。まだフル稼働になる前の話ですが、ロータリーフィーダー※の回転羽根の軸の片側が折れてしまい、回転羽根が落下しそうな状態になったことがありました。この補修には生産工程の一部を数日間停止することが必要でした。数日後に予定されていた計画停止のタイミングを狙い、その時に補修を実施すれば、減産量が抑えられましたが、万が一回転羽根が落下してしまった場合のリスクを考え、即座の対応を選択。製造部には急遽設備の停止を要請し、2日間かけて補修を実施しました。無事完了しましたが、しかし2日間設備を止めたことで、当然計画生産量を下回ることに。このときは、補修完了後に稼働率を上げることで減産した分を補い供給量を確保しましたが、フル稼働が続く今、減産した分を後から補てんするということは難しい状況です。もしかすると供給不可という重大な責任問題に繋がる恐れもあります。ですので、日々老朽化していく設備を計画的に修理、更新することが今まで以上に求められています。その中、設備管理部の役割としては、「何をいつ、どんな改善を実施するのか」かつ「いかに修繕費を下げるか」を見極める力が非常に重要となっています。私の担当する設備では、まだまだ対策が必要な問題が山積みですが、それぞれの重要度や特性に合わせた保全計画を作っているところです。その計画ができあがれば、私以外の誰が担当となっても完璧に管理ができ、安定した生産に繋がる設備にすることができるのです。
※粉体や顆粒を羽根車によって安定的に定量送り出す機械

入社動機

私は機械科出身ということで、当初はぼんやりと自動車や機械、電機メーカーを考えていましたが、就職活動でいろいろな企業を調べていく中で、化学製品が自分たちの生活に大きく関わっていること、機械科出身の人材が活躍できる仕事がたくさんあることを知りました。トクヤマは独自の高い技術をもち、また自社製品へのこだわりの強さにも惹かれ、就職担当の教授の勧めもあり、入社を決めました。

トクヤマの好きなところ/嫌いなところ

若手でも責任のある仕事を任せられ、かつ周囲からも支えられ、各々が成長できる風土があるので、仕事にやりがいを感じられるところです。
問題としては感じる点は、長年培った独自技術への自信からか、伝統を重んじすぎるきらいがあるように感じます。しかしそれを変えていこうとする動きを全社的に取り始めたようにも感じます。その流れに自分も乗り遅れず、成長し貢献していきたいと思います。

学生へのメッセージ

いろいろ迷うことが多い時だと思います。何を選択するのが正しいのか、それは選択した後に評価されることなので、とにかく行動してみて、その中で自分の選択を正しいものとすることが大事だと思います。固定観念を持たず、視野を広げて柔軟に取り組んで下さい。また、表向きの耳あたりのいい謳い文句に惑わされないよう、その企業の本当の魅力を知り、就職した後のイメージを持つためにも、実際に働いている人に直接会ってみましょう。

プライベート

趣味はフットサルで、社内の若手が作ったフットサルチームに参加しています。子どものころからサッカーをしていたので最低限のプレーはできていますが、体力の低下と体重の増加で、日に日に精細を欠き、フラフラになりながらもボールを追っています。市内のフットサルリーグにも参加していますが、試合をする度にもう少し軽やかに動けるようになりたいと思いランニングを始めますが、3日坊主になることが習慣化しています。

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