トクヤマ人を描く

03

つねに動いている現場を、
肌で知り考える。

セメント企画グループ 田嶋 惇子

セメント企画グループ田嶋 惇子

目線はより広く高く

生まれも育ちも広島、したがってむろんカープ女子である。瀬戸内工業地帯の代表的な一角である広島で、「モノづくりを間近で見て育ちましたから」現在の仕事にはスムーズに溶け込めた。セメント企画グループに所属し、工場やサービスステーションの在庫管理をはじめ、広く物流に携わる日々。「とてもやりがいある仕事です」きっぱりと言う。製造計画が練られ、モノができあがり、求める人に求める価値がどのように届けられるか、その全体を見渡していく。「個人個人の意思をていねいに尊重してくれる職場環境の自由さにも恵まれています」。
「目線の広さ」の意義を自覚している。全体の立場を理解すること、つまり数字上での問題点だけを金科玉条とせず、自分の足で現場を歩き、その、つねに動いている実際を肌で知って考えることの大切さである。 チャレンジごころも旺盛だ。自ら望んで今年の夏からシンガポールに駐在する。大きな実りを摑むことだろう。