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シリカチタニア複合酸化物 サンシール®FA

シリカチタニア複合酸化物

About シリカチタニア複合酸化物(サンシール®FA)について

01

透明性の維持

樹脂と同じ屈折率のサンシールFAを添加することで、樹脂の透明性が維持できる

02

樹脂の機械強度向上および線膨張係数の低減

樹脂に充填することで、透明性を維持しながら、樹脂の機械強度の向上や線膨張係数を低減させることができる

03

アンチブロッキング

フィルムなどに添加することで、透明性を維持しながら、サブμm〜数μmの凹凸ができ、ブロッキングを防止することができる

概要

サンシール®FAは、粒子の屈折率が調整可能なシリカチタニア複合酸化物です。
独自の製造技術でシリカとチタニアの割合を調整し、屈折率を約1.46~1.60の間でコントロール可能です。
湿式法(ゾルゲル法)で製造することにより、粒度分布が非常にシャープな独立球状粒子を、平均粒子径0.3μm~0.7μmで製造可能です。

構造イメージ

Basic physical properties 基本物性

サンシール®FAシリーズ

製品名
サンシール®FAシリーズ
比表面積
10㎡/g、5㎡/g
粒子径
0.3μm、0.7μm
屈折率
1.46〜1.60

上記数値は代表値であり、保証値ではありません。

サンシール®FAシリーズ
サンシールFA(0.3μm)

区間頻度

サンシール®FAシリーズ

累積頻度

サンシール®FAシリーズ

Point ポイント

屈折率の調整効果(スラリー)

溶媒と粒子の屈折率を合わせることで透明性を維持することが可能です。

サンシールFA分散溶媒(濃度1.5wt.%)の外観/透過率

屈折率1.51の溶媒に分散した場合、シリカや屈折率1.60の粒子は白濁しますが、溶媒と屈折率を合わせた粒子は透明性を維持し、95%以上の透過率を実現します。

サンシール®FAシリーズ

屈折率の調整効果(エポキシ樹脂)

エポキシ樹脂と粒子の屈折率を合わせることで透明性を維持しつつ、機械強度を向上し、アンチブロッキング性を付与することが可能です。

粒子を添加したエポキシ樹脂硬化体(厚さ2mm)で見え方を比較

左右にスワイプしてご覧ください 左右にスワイプしてご覧ください

樹脂のみ

サンシール®FAシリーズ
  • エポキシ樹脂
  • 屈折率:1.54

シリカ添加

サンシール®FAシリーズ
  • 粒子径:300nm
  • 粒子屈折率:1.46
  • 添加量:15wt.%

サンシールFA添加

サンシール®FAシリーズ
  • 粒子径:300nm
  • 粒子屈折率:1.54
  • 添加量:15wt.%

※数値は代表値であり、保証値ではありません。

Applications 用途

接着剤

絶縁性・機械的強度の向上、CTE*低減、粘度調整

*CTE (Coefficient of Thermal Expansion)

シール剤

絶縁性・機械的強度の向上、CTE*低減、粘度調整

*CTE (Coefficient of Thermal Expansion)

フィルム

アンチブロッキング性・滑り性・耐熱性・接着性向上

コーティング剤

絶縁性・機械的強度の向上、CTE*低減、粘度調整

*CTE (Coefficient of Thermal Expansion)

※ 数値・画像は弊社試験による一例であり、品質を保証するものではありません