2025年11月27日 第28回研究成果報告会を開催しました。
第28回研究成果報告会
2025年11月27日(木)および28日(金)、山口県周南市の株式会社トクヤマ 徳山製造所にて、徳山科学技術振興財団の第28回研究成果報告会を開催しました。助成者、九州大学教授の石原達己選考委員長をはじめとする選考委員の先生方、出捐社のトクヤマ横田社長、岩崎専務や研究開発部門関係者および財団の楠理事長、中原常務理事他、約60名の皆さまにご参加いただきました。
当財団では、研究助成者を対象に1年間の研究成果を発表する「研究成果報告会」を毎年実施しています。今回は、2024年度の研究助成者13名と2023年度の発展研究助成者3名の計16名に口頭発表を行っていただきました。また、2024年度スタートアップ助成者12名と昨年発表できなかった2023年度のスタートアップ助成者1名の計13名にはポスター発表を行っていただきました。
当日は楠理事長の挨拶で開会し、トクヤマ研究開発部門の若手社員の司会のもと、報告会を進めていきました。発表の数が多く非常に時間が制限されましたが、助成者の実りある成果発表と活発な質疑応答が展開され、有意義な報告会となりました。
財団は1988年の創立以来、「新材料を制する者は、新技術を制す」との理念のもと、若手研究者への助成事業を行ってまいりました。財団の3つの特徴は、①研究室を立ち上げて間もない研究者を対象とした「スタートアップ助成」、従来の「研究助成」、そして研究助成の継続支援を目的とする「発展研究助成」という、複層的なプログラム、②研究助成金を活用いただくための柔軟な対応、③研究成果報告会を製造拠点である株式会社トクヤマ徳山製造所で開催し、実際のものづくりの現場に触れていただける場の提供です。これらを生かし、これからも着実に助成事業を推進し、さらなる充実を図っていきたいと考えています。皆さまのご理解、ご支援をいただきながら、社会課題の解決とこれを支え将来を担う人材の育成に微力ながら貢献すべく、最先端の研究に果敢に挑戦する若い研究者を積極的に支援してまいります。
最後に、研究成果報告会の開催にあたりサポートいただいた多くのトクヤマの皆さまに御礼申し上げます。今回は初めての試みとして、トクヤマの業務サポートチーム・障がい者雇用施設「ゆうゆうてらす」の皆さまにもさまざまな業務を受け持っていただきました。
参加された助成者の方々からさまざまなご意見やご感想をいただきましたので、一部ご紹介します。いただいたご意見やご感想は今後の運営の参考にさせていただきます。
- 勉強になることが多く、刺激になる報告会でした。
- 助成金の使途に極端な制限はなく、大幅な変更も事前伺いと妥当な理由があれば快く受け入れてくださったので、使いやすかったです。
- 相談の上で、助成金を様々な用途に利用できるところは研究者にとってありがたいです。
- 研究に直結する支出に幅広く使用できる点が大変助かりました。
- トクヤマの若手の方と意見交換ができる交流企画があれば、大変有意義だと感じました。
- 着任してまもない、研究の立ち上げのタイミングで貴財団からの助成を賜われたことは大変ありがたく、おかげで研究成果を論文として報告することができました。
- ポスター発表の前にショートプレゼンなどで概要を全体に説明する時間があったら良いと思いました。
- 時間的負担が大きかった。
- 他分野の最前線の研究内容に触れ、多角的な視点を得ることができました。自身の研究をどのように社会実装や応用展開へつなげるかを再考する良い機会となりました。
- 参加者の多くが化学系のバックグラウンドを持つ研究者が多く、視野が広がりました。また、他大学の研究状況や教育状況についても意見交換を行うことができた点も有意義な時間となりました。
- 工場見学は他にはないユニークな企画なのでぜひ続けてほしい。
- 現場の方々との直接の意見交換が可能となり、オンラインでは得がたい深い理解を得ることができました。
- 審査員の方々や、これまで親交のなかった研究者とも交流することができ、有意義な時間を過ごすことができた。
- 大学の研究者だと、工場見学をする機会がほとんどないため、とても新鮮に感じられた。
- 助成金を頂けるのみならず、大きなスケールの装置から、実際に工業的に使用されている電解システムなどを見せていただけて興味深かった。
- 工場見学が純粋に楽しかった。化学製品の製造現場を見られるのは非常に貴重な機会です。化成品を目の前で見られて、製造現場の人に質問できる機会はとても貴重です。
- 電子提出であれば、より手軽に正確に提出できる環境となり、多くの研究者にとって利便性が高まると思います。
- 出資財団・企業の皆様と直接お会いすることで、その理念や研究支援への思いを肌で感じることができました。企業の方が応用研究に注力される中で、大学での基礎研究の重要性を深く理解してくださっていることには、驚きとともに大変嬉しく感じました。
- 報告会,懇親会,工場見学のいずれも大変充実していて,素晴らしい運営でした。
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| 名古屋大学 大学院工学研究科 教授 井改 知幸氏 |
東京大学 大学院農学生命科学研究科 准教授 榎本 有希子氏 |
九州大学 大学院工学研究院 助教 大島 一真氏 |
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| 工学院大学 教育推進機構 准教授 桒村 直人氏 |
京都大学 大学院工学研究科 助教 権 正行氏 |
岡山大学 学術研究院環境生命自然科学学域 准教授 高石 和人氏 |
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| 信州大学 理学部 准教授 武田 貴志氏 |
東京理科大学 理学部 講師 土戸 良高氏 |
埼玉大学 大学院理工学研究科 助教 藤川 紗千恵氏 |
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| 奈良女子大学 理学部 准教授 松本 有正氏 |
九州大学 大学院工学研究院 准教授 小野 利和氏 |
大阪公立大学 理学研究科 准教授 亀尾 肇氏 |
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| 千葉大学 大学院工学研究院 准教授 山田 泰弘氏 |
発表の様子②(発展研究助成者)
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| 早稲田大学 先進理工学部 准教授 石井 あゆみ氏 |
大阪大学 大学院基礎工学研究科 教授 鷹谷 絢氏 |
岡山大学 学術研究院環境生命自然科学学域 准教授 渡邉 貴一氏 |
| 発表の様子 |
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| 懇親会の様子 |
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発表の様子③(スタートアップ助成)
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