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女性社員座談会

SESSION 01女性社員座談会

多様性を尊重しながら、
それぞれの人生を歩んでいきたい。

トクヤマで働く女性社員は、どのようにして仕事と育児を両立しているのか。
キャリアも職種も異なる3名に、ざっくばらんに語り合ってもらった。

弘中 好美

弘中 好美

yoshimi hironaka

MAグループつくば

2007年 入社

医歯薬学総合研究科 修了

就活を始めた頃は製薬会社志望だったが、化学メーカーの説明会に参加して研究領域の幅広さを実感。研究者として知見を広められるのは化学の領域だと考えた。面接などで接する社員の気さくな人間性に惹かれ、トクヤマを志望。

永沢 真帆

永沢 真帆

maho nagasawa

広報・IRグループ

2010年 入社

法学部 卒

メーカーに絞って就活をスタート。多様な素材を製造している化学メーカーは時代の変化に強いと考え、重点的に回る。1時間×2回実施されたリクルーター面談で、社員の雰囲気が自分に合っていると感じ、入社を決意。

木全 晨子

木全 晨子

asako kimata

化成品企画グループ

2018年 入社

グローバル・コミュニケーション学部 卒

就活においては「職場の雰囲気」を重視。説明会や選考の過程で出会った社員や参加している未来の同期たちの様子から「肩肘張らず自分をさらけだして働けそう」だと感じた。ワークライフバランスに関連する制度が充実している点も入社の決め手に。

パズルのピースが
はまったような爽快感

Q.1本日はよろしくお願いします。
まずは皆さんの仕事内容について教えてください。

弘中
弘中

よろしくお願いします。私だけモニター越しの登場になって恐縮です……。

永沢
永沢

このご時世、仕方ないですよ。むしろ新鮮な感じがします(笑)。

木全
木全

新鮮です。思った以上にしっかり映るものなんですね。何のストレスもなくお話ができますね。

弘中
弘中

よかったです。そうそう、仕事についての話題でしたね。では私から。私が所属しているMAグループの製品の一つに、ジェネリック医薬品向けの原薬があります。私はその品質を担保するために、出荷規格を設定したり分析方法を構築したりしています。

木全
木全

出荷規格や分析方法というのは何ですか?

弘中
弘中

医薬品は品質基準が厳格に決まっています。簡単に言えば、その基準が出荷規格。そして、製造された医薬品が品質を満たしているか確認する方法が、分析方法ですね。開発品は海外に製造委託することが多いので、委託先へ分析方法の技術を引き継ぐために現地を訪れることも多いです。永沢さんの仕事内容についても教えてください。

永沢
永沢

私は広報・IRグループに所属しています。会社の情報を社内外に広く正確に発信するために、企画の立案から実行までを担当しています。以前は購買部門で調達を担当していましたが、そのときより今の方が立ち位置が経営層に近いです。そのため経営視点で企業活動を考えるようになりましたし、そこがこの仕事の面白いところだと思っています。木全さんはいかがですか?

座談会の様子
木全
木全

トクヤマの製品であるクロロメタンや一次塩化物などの、生産・販売における需給管理をはじめ利益分析、年度予算の策定を担当しています。日々販売と製造の需給バランスを確認しながら、偏りが出ないよう営業部門と製造部門の間に入って調整するのも役割の一つです。

永沢
永沢

営業部門と製造部門だと、考え方のベクトルが違うと思うのですが、どうですか?

木全
木全

そうですね。営業部門はお客様に近い立場にいて、「自社製品によって、お客様のニーズに応えること」を第一に販売活動をしています。一方で、製造部門は「生産計画に従って生産量やコストを調整しながら、品質をどう維持するか」を常に考えています。なので、永沢さんのおっしゃる通り、両者の意見が食い違う場面も少なくありません。私が間に入って、皆が納得できる落としどころへ着地できたときは、パズルのピースがはまったような爽快感がありますね。

弘中
弘中

なるほど。調整役を務める上で、心がけていることはありますか?

木全
木全

あくまで私個人の話ですが、各部門の意見をしっかり聞きながらも、かといって“聞き過ぎない”ことです。それぞれの要望に100%応えるのは難しいし、どちらかに引っ張られ過ぎてしまうのも避けたい。だからこそ、どこまで意見を取り入れるべきか判断しながら、着地点を探るようにしています。

弘中
弘中

納得感のある着地点を見つけるには、それぞれの立場を良く理解することが必要ですよね。研究開発とは一味違った難しさがありそうです。

木全
木全

まだ経験も浅いので、正直難しいと感じることもあります……。配属直後にこの仕事を任されたのですが、当時は不安な気持ちでいっぱいでした。でも今は責任感や誇りをもって取り組むことができています。

永沢
永沢

よかった。若手のうちから責任ある仕事を任せるのは、トクヤマの伝統とも言えますね。私も若手の頃は木全さんと同じように不安がいっぱいありましたが、先輩たちにフォローしてもらいながら、少しずつ手応えをつかんでいきました。とても懐かしいです。

「できること」と
「できないこと」を明確にする

Q.2産休育休を取得するにあたって、
感じたことや体験談を教えてください。

弘中
弘中

私が最初に取得した2011年当時、研究職で仕事と育児を両立している女性社員は少なかったです。ロールモデルがいないため、何が分からないのかが分からないという状況。不安だらけで、できることと言えば、情報収集のために社内の人事ポータルサイトの関連ページをすべて印刷して持ち帰るくらいでした。

永沢
永沢

私は2016年に取得しました。当時は幸いにも産休育休から復帰した社員がたくさんいたので、不安はありませんでした。上司もまるでお父さんのように親身になってくれましたし。妊娠を報告するとおめでとうと祝ってくれて、「満員電車は大丈夫か?」「ヒールの靴は危なくないか?」なんてことも(笑)。業務の引き継ぎのことを考えて、早めに人事に相談して調整もしてくれました。そのおかげで安心して休暇に入ることができましたね。

木全
木全

私の部署は若手が多いこともあって、産休育休経験者がいないんです。ちょっと不安です。

永沢
永沢

弘中さんがリーダーを務めている「ママネット」を活用するといいですよ。

座談会の様子
木全
木全

ママネット?

弘中
弘中

ママさん社員同士で立ち上げられたネットワークのことで、仕事と育児の両立といった女性社員ならではの不安や疑問の低減を目的としてつくられました。例えば在宅勤務制度への提案など、その時々のニーズ収集と発信もしています。定期的に開いているランチ交流会では、育休中の社員が子どもを連れて会社を訪問する機会を設け、なかなか好評でした。

永沢
永沢

一年休むと、復帰するときのハードルが高くなるので、ありがたいですよね。私も育休中に子どもを連れて会社に行きましたが、「ああ、こんな雰囲気だったな」と働いていた頃を思い出すことができました。その際にタイミングが合えば人事や復帰後の上司と面談する機会も設定してくれたので、復帰への不安がグッと軽くなりましたね。

木全
木全

そうなんですね。何だか心強いです!

永沢
永沢

ところで、先ほどもさらっとお話しされていましたが、弘中さんが感じていた不安についてもう少し詳しく教えてください。

弘中
弘中

私の場合、研究職ということもあり、まず妊娠したことを上司にいつ話すべきかという点で迷いました。有機溶媒を扱っていたので、妊娠が分かるとどうしても実験ができなくなります。でも、お腹の中の子どものことを考えると、一日も早く伝えなければいけないとも思っていて、どっちつかずのまま焦っていました。

木全
木全

その後、どうされたんですか?

弘中
弘中

迷っているだけでは解決しないと思い、上司にきちんと相談しました。上司は私の業務内容を一つひとつ確認し、健康に配慮しながら、つくば研究所で仕事を続ける方法を一緒に考えてくれました。私自身、仕事を詰め込み過ぎるわけにはいかないけれど、かといって配慮が過剰になるのも嫌でしたので、上司と話し合いながら「できること」と「できないこと」を明確にしていきました。すると、仕事に対する不安感はかなりなくなりましたね。

Q.3仕事と子育てを両立するために
工夫していることはありますか?

永沢
永沢

もともとトクヤマには在宅勤務制度がありましたが、昨今の新型コロナウイルスを受けて、いっそう在宅勤務を活用する社員が増えてきました。私自身において言えば、同僚や上司との雑談が少なくなったのは寂しいですが、時間を有効に使えるので業務効率は上がったと思います。とはいえ人間が集中できる時間には限度があるので、考える業務と黙々と作業する業務のバランスを考え、気持ちにメリハリをつけるよう心がけています。

弘中
弘中

私の場合、子どものお迎えがあるので、定時前に研究所を出ないといけません。最近では、その限られた時間内でいかに成果を出すかを考えるようになりました。それぞれの業務に優先順位を付けながら、より効率的に取り組めるよう意識しています。

永沢
永沢

家庭での家事の分担はどうしているんですか?

弘中
弘中

家事も育児もできる方がしています。私、夫、そして母の予定をスマホのカレンダー機能にすべて入力して共有しておくのがオススメです。私が保育園に迎えに行けないとき、夫が早く帰れるのかを確認できるし、二人とも難しい場合は母に頼むこともできます。大切なのは、皆の予定をきちんと把握しておくこと。そしてヘルプラインを複数確保しておくことだと思っています。

木全
木全

とても理にかなっていますね。それはどのように決めたんですか?

弘中
弘中

仕事と育児の両立はお互いにとって大切なテーマでしたので、早期に相談して決めました。また、家では育児についてだけでなく、お互いのキャリアについてもよく話し合っています。将来どういう仕事をしたいのか、どのようなキャリアを築きたいのか。遠慮なく話し合い、お互いの仕事を尊重するようにしています。

男女ともに働きやすい環境へ

Q.4トクヤマの好きなところを教えてください。

木全
木全

「女性社員だから」といった性別による差を感じることはありませんね。男女関係なく、成果を求められますし、仕事を任せてもらえる文化があると思います。

永沢
永沢

産休育休制度やフレックスタイムの弾力運用など、働き方に関する制度はかなり揃っていると思います。あとは、女性社員が少ない分、すぐ名前を覚えてもらえるのでお得感があります(笑)。

弘中
弘中

「トクヤマあるある」かもしれませんね(笑)。

座談会の様子
永沢
永沢

とは言うものの、これからは男女を分けて考えるのではなく、どちらにとっても働きやすい環境づくりが大切になると思っています。業務量を調整したり業務効率を高めたりすれば、男性も家事・育児に参加できる時間が増え、結果的に女性の負担が軽減されます。これは、介護をしている人にとってもメリットですし、プライベートを充実させたい社員のモチベーションにもつながると思っています。

弘中
弘中

そうですね。これからトクヤマは事業面ではもちろん、働き方の面でも社会に応じて柔軟に変わっていくと思います。制度も増えていくことでしょう。しかし、何より大切なのは社員一人ひとりの意識です。仕事と育児を両立するために、しっかり話し合い、支え合う。そして、社員それぞれに応じた働き方を実践していく。正解なんてない部分だからこそ、多様性を尊重しようという心がけがもっとも重要になると考えています。

木全
木全

私も今後さまざまなライフイベントを迎えると思いますが、上司や同僚としっかり話し合い、尊重し合いながら、充実したトクヤマライフを送っていきたいです。

永沢
永沢

木全さん、何かあれば、いつでも相談に乗りますよ!

弘中
弘中

またこういう機会を設けましょう。

木全
木全

ありがとうございます!

女性社員座談会