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PROJECT STORY プロジェクトストーリー

プロジェクトストーリー

組織風土を変え、新しい価値の創造に楽しみながら取り組む
トクヤマの活動!「とくちゃれ」

「とくちゃれ」とは、業務の枠組みを超え、時間を捻出し、新たな価値創出にチャレンジする活動です。社員からの提案で選ばれたテーマをもとに、自由に参加できる仕組みで、所属部署は問われません。
このため、組織横断的なメンバー構成となっています。新しい価値の創造を目指して、自主的、自発的に楽しみながら取り組む活動で、「とくちゃれ」発の新規事業も誕生しています。

「とくちゃれ」について
とくちゃれ

EPISODE.1「とくちゃれ」とは?

「とくちゃれ」は2015年度から始まりました。もともと「トクヤマ・チャレンジ」を意味する略語でしたが、社内では「とくちゃれ」として、すっかり定着しています。「とくちゃれ」の原点は、新しい価値を創造していかないと会社の未来はない、という危機意識です。そのためには、与えられた仕事をこなすだけではなく、自らチャレンジしていく意識改革が必要となりました。また、結果や失敗を恐れずに行動できる場を用意するため、従来の仕事組織では出来なかったことを会社、部署、年代の違いを超えてチームとして取り組めるよう、構造改革を行いました。

このような背景から、「とくちゃれ」が生まれました。通常業務を効率化することによりこの活動に取り組む時間を捻出し、就業時間の10%を目安に、「とくちゃれ」に時間を使うことができます。会社公認の活動なので、とくちゃれのオーナーは社長であり、会社幹部数人からなる「とくちゃれ運営委員会」が組織されています。参加を強制されることもなく、自主的に集まり、自発的に取り組むことを大切にしています。活動が始まった2015年度の参加者は86人でしたが、人数は年々増えていて、2021年度は256人が参加しています。

「とくちゃれ」とは?

EPISODE.2どんな取り組みがあるの?

「とくちゃれ」のテーマ領域

「とくちゃれ」のテーマは社員が発案し、テーマが承認されるとメンバーが募集され、活動を開始します。

「とくちゃれ」のテーマは、会社をよくするための活動であれば何でも構いません。大きく分けると「新ビジネス領域」、「社会起業領域」、「プロボノ・ボランティア活動領域」、「プロセス・仕組み改善領域」の4領域があります。
具体的なテーマの一例を挙げると、「革新的化粧品素材の提案」「働くママさん集合! プレママさんも」「竹資源の工業化を阻むボトルネックへ挑もう!」「トクヤマをe-Sportsで盛り上げる団」など(いずれも2020年度の実例)。ビジネスに近いものから、ワークライフバランスを意識したものなど、バラエティに富んだテーマであることが分かると思います。ちなみに2021年度は20テーマが承認されており、社長がリーダーとして活動しているテーマもあります。

EPISODE.3「とくちゃれ」から生まれた新ビジネス

「とくちゃれ」からは、トクヤマの新しいビジネスも生まれています。

「とくちゃれ」が生み出したのは酪農関連の製品で、ウシを感染症から守るため、乳頭に貼り付けて使う保護シールです。2015年の「とくちゃれ」開始とともに活動が始まりました。開発ターゲットの明確化とニーズの調査が本格的に行われ、新製品の開発に成功し、製品化されました。従来型のプロジェクトでは実現が難しく、部署の壁を超えた自由な発想による取り組みと粘り強いチャレンジが奏功したものといえます。

乳牛の乾乳期では、乳頭から病原体微生物が侵入し、乳房炎などの感染症が起こりやすいとされていました。しかし従来からある、乳頭を保護する液体状の資材は、使い勝手に問題がありました。

そこで、「とくちゃれ」メンバーは、社外の研究機構と共同で、ウレタン系樹脂フィルム素材を使用し、乳頭を保護する貼り付けが簡単で2週間程度使用できるシール材「ティートナー®」を開発することに成功しました。

トクヤマでは、「ティートナー®」の開発成功をきっかけに、高分子、有機合成をコア技術とする動物医薬事業を立ち上げました。「とくちゃれ」の活動が、新製品を生み出し、さらには新規事業の立ち上げにつながった一例です。

ティートナー®

参加者の声

先輩に誘われて参加したことがきっかけですが、今では楽しく活動しており、入社以来ずっと参加しています。

私は自身の業務量を考慮して、参加する年度もあれば参加しない年度もあります。とくちゃれは自分の好きなタイミングで、興味のあるテーマに参加できます。

私は3つのテーマに参加しています。もちろん通常業務もあるので、時間を作るのは大変ですが、社外の人や他部署の人と交流できるのが魅力的で積極的に参加しています。