生産技術組織 生産技術センター　プロセスグループ・CAEグループ

概要

化学工学(プロセスエ学)系エンジニアの集団です。トクヤマおよびトクヤマグループの研究開発から製造プラントに至る全社の製造プロセスに係わり、計画、設計、建設、および運転に関して化学工学的な見地から技術支援を行う部署です。
あらゆる工学をオーガナイズして生産設備へと仕上げる役割を担っています。研究部門や技術開発部門から出て来た新規案件に対しては、製造プロセス構築のための計画、調査、研究、提案、そして最終形である新プラントのプロセス検討を行う事はもちろん、装置開発からプラントの設計・建設までをメイン業務としています。
また、競争力のあるプロセス確立を目指し、設計要因の最適値をコンピューター上の各種解析手法により予測するCAE（Computer Aided Engineering）を駆使して総合的検討を行っています。

PRポイント

化学企業の多くが、エンジニアリング部門を分社化していますが、当社ではプラント建設部隊が社内にあり、プロセス担当者はベンチスケールでの実験からプラントの設計、建設、試運転までの一連の流れすべてに関与することになります。そのためプラント完成時の歓喜と充実感はひとしお大きいものがあります。当社は無機化学から有機化学まで事業分野が多岐にわたっており、塩や鉱石などの自然原料またはその加工原料の取扱いから高度な品質が要求される電子工業向け製品に至るまで、多方面に技術展開がなされています。したがって勉強する分野は広く、完成までに困難を極めることもありますが、その分達成感は大きく、実体験を通して種々のプロセスが習得できます。さらにプロセス担当者は、プラント建設のすべてに関わるだけでなく、自分が造った製造プラントの技術担当者として製造部門に異動し、製造部の立場から技術業務に主体的に関わることもあります。このように、建設計画から運転のことまで幅広く理解しているプロセス担当者こそ製造所の将来を担う中核人物となるでしょう。そんな人材の発掘・育成・評価・再配置を行う中核組織となることを目指しています。

人材育成方針

• 「仮説を立て、数式モデル化し、それらの検証を繰り返しながら、最適解を導いていくという思考プロセスを重視し、シミュレーション活用教育を実施した上で、現場対応教を行っています。
• 実務を通して、さまざまな課題に、コストメリットを含めた総合的な最適解を提供でき能力を育成します。
• 専門性を強化し、理論的且つ現実的な最適解を見いだせる人材に育成します
• 産学官の技術交流による専門知識のレベルアップを行います。