生産技術組織 エンジニアリングセンター　電気計装グループ

概要

電気計装グループは、トクヤマグループの生産設備の電気、計装(計測、制御、情報)設備に関し、新設、改造等の投資案件について、計画、設計、施工とエンジニアリング技術の全社統括を担当する部署です。
製造設備を用い事業計画通りに安定生産するために、適切な受配電設備を構築し、電気設備を稼働させます。また、計装設備においては、最適なプロセス制御を実現できるようハード(制御システム)とソフトを構築します。
その殆どは設備管理グループの製造部付チームが実行し、その支援と保有エンジニアリング技術のブラシュアップ、新技術の探究を当グループで行っています。
さらに徳山製造所の大規模発電所は他社と差別化できる強みであり、その電源系統は製造所の重要なインフラです。安定送電の確保に向け、事業展開に合わせた将来計画とあるべき姿を描き、その実現を追及していきます。
新製品開発においても必要な電気、計装技術を開発部門に適宜提供し、新製品開発を支援しています。

PRポイント

当社は各種化学品の製造を行っていますが、その中には原燃料の一部代替として産業廃棄物を活用しているセメントから、超高純度を要求される半導体用素材まで多岐にわたっています。製造場所についても国内だけでなく海外にも展開しており、当社における電気系(電気・電子・制御・情報系)技術者の業務も広範囲になってきています。さらに、扱う電圧範囲は送配電の特別高電圧から信号伝送に使う微弱電圧までに至ります。このことは雷気系技術者にとって様々な分野に自分の活躍の場があることを意味します。当社では電気系技術者の進むべき道の選択肢は非常に多く、志向する道が必ず見つかります。
また、当社は設備、機器のサプライメーカーとは違い、ユーザーの立場として最適な設備、機器を常に選定していかなければなりません。そのためには最新の多くの知見と幅広い専門技術が必要となります。言い換えれば、サプライメーカー技術者とは違った視点での幅広い専門技術を収得し、研鑚しながら活躍できる場が多くあるということです。
さらに今後当社が社会から要求されることは、地球環境保護に向けた省エネルギーや、人と環境に優しいものづくりです。新設プラントは言うまでもなく、既設プラントにおいても更なる展開が必要になり、海外においても場合によっては国内以上の要求を受けます。これらを実現していくためにも電気系技術は不可欠で、ますます重要になっていきます。
このような環境下において、当社の電気系技術者達は責任感と目標を持ち、日々積極的に業務に取り組んでいます。そして「夢と希望を形にできる」ものづくりの充実感を体感しながら活躍しています。

人材育成方針

自分の担当あるいは専門技術だけで壁をつくることなく、周囲の業務や新しい技術・世の中の動向に対して感受性を持ち、幅広い視点で専門技術を習得していただきます。
また関係部署や異分野との相互のコミユニケーションを大事にして、協力し合いながら業務スキルや現場力を磨ける技術者になっていただきます。
将来的には海外グループ会社工場への技術支援や海外業務対応能力の教育等を通じてスキルアップし、国内外を問わず、グローバルに活躍できる電気・計装技術者になっていただきます。