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生産技術組織 エンジニアリングセンター 設備管理グループ

概要

徳山造所には多くの製造設備や自家発電所があり、保有する設備資産は、機器類が約2.5万台、電動機が約1万2千台、動機器容量が約400MW、計装機器が約4万ループ、さらに配管総延長は1,000kmにも及びます。これらの設備資産を各工場にチームを配置して保守管理を行っている部署が設備管理グループです。保守管理のみならず、担当製造部管轄の生産設備の計画・設計・調達・建設(EPC)も実施し、設備を生み出し(建設)、育てる(保守管理)を一貫して行うことにより、競争力のある生産設備を生み出しています。
さらに設備管理グループ内には機械・電気・計装に関して保全に係る技術的なサポートを行う保全統括チームを擁し、新技術の調査や法規の調査などを行っています。また、設備検査を専門的に実施する設備診断チームを擁し、設備の劣化評価技術や寿命予測技術の向上にも積極的に取り組んでいます。

発電機回転子の挿入作業
発電機回転子の挿入作業

PRポイント

徳山製造所では、有機化学から無機化学までの幅広い化学製品を生産しており、それら製品を生産するための設備も多種多様にわたります。有機化学製品を取り扱うプラントでは腐食への対応と評価技術が、無機化学製品を取り扱うプラントでは磨耗への対応と安定運転技術が求められます。製品の純度が要求される化学薬品や半導体原料の製造設備では、設備にもクリーン度が要求されます。さらに、廃棄物を原燃料としてリサイクルする環境対応型のセメントエ場や5つのユニットで総認可出力が552MWとなる自家発電所では、キルンやボイラーなど高温で大型の設備が多数あります。このように多種多様にわたる設備に対して、設備管理グループでは専門知識を有したスタッフを配し、保守管理を行っています。また、設備の新設・改造や老朽化に伴う更新計画等については、製造部やエンジニアリンググループ、電気計装グループと連携して新しい技術を取り入れたEPCを行っています。
当グループは、既存の設備を建設、保守管理するだけではなく、保全新技術の調査および現場への適用についても保全統括チームを中心に進めています。他社の設備保全部門との交流活動や機器メーカーとの技術交流会も定期的に行っており、保全技術の向上に取り組んでいます。また、特殊な化学薬品を取り扱っているプラントでは、腐食などに起因する設備の劣化防止技術が非常に重要であり、防食技術の調査・研究も積極的に取り組んでいます。防食技術や材料技術の専門技術者がこの分野で活躍しています。
また、当グループ内の設備診断チームを中心として、RRM (Risk & Reliability Management)というトクヤマ独自の設備管理ビジネスモデルの構築に取り組み、リスクと信頼性を主軸とした高いレベルでの保守管理を実施しています。設備検査の分野においても、劣化診断技術や寿命予測技術を高めることを目的に新技術の調査と新技術の現場への適用を積極的に行うなど、技術向上への取組みを進めています。
このように設備管理グループでは幅広い分野の知識や技能が必要となることから、各種国家資格にも積極的にチャレンジし、着実に取得していくことで個々人のレベルアップに努めています。

人材育成方針

配属先の先輩によるマンツーマン指導を基本として、実務をしながら担当する設備についての教育を行います。EPCに係る専門技術については、プロセス技術グループ、エンジニアリンググループ、電気計装グループと連携して教育していきます。深い専門技術を習得するのか、さまざまな設備を担当し幅広い技術を身に付けるのかは、個人の適性を考慮し、上司と本人の面談を重ね、本人が納得した上で育成していきます。