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佐藤 伴光

自分のアイデアを活かした

付加価値の高い製品を世に送り出したい

研究開発

tomoaki sato

佐藤 伴光

2014年

つくば研究所 IC開発

総合理工学府 / 物質理工学専攻博士了

入社前|2017

PART 01新入社員の考えたデザインを
製品開発で採用してくれた

学生時代はVOC(揮発性有機化合物)を検出するセンサに関する研究をしていました。博士課程で学びましたが、自分の培った力を早く社会に還元したいという気持ちが強く、アカデミアではなく、就職を選択しました。研究室の信頼できる先輩がトクヤマに就職していた縁で、社員の方と話す機会をいただき、雰囲気のよい会社だと感じて入社を決めました。
配属されたのは、つくば研究所。深紫外LEDの開発に取り組むことになりました。7、8年前から開発が進められてきたテーマで、製品化に近づいている段階でした。LEDの特性を決める重要な要因の一つに、LED素子内における発光領域と電極のデザインがあります。例えば、発光層の面積を大きくすると紫外光の量が増えるため光出力は大きくなりますが、相対的に電極の面積が小さくなるため消費電力が増えてしまいます。また、電極の形状により発光部分の負荷が変わります。電極の大きさと形状決めるデザインをチームメンバーで競うコンペをすることになり、私の案が選ばれました。トクヤマは若手社員の意見を採り入れてくれると聞いていましたが、まさにその通りになりました。

PART 01

2017|2019

PART 02出向先で感じた企業文化の違い
若手に裁量のあるトクヤマ

深紫外LEDの開発はほぼ完了し、製品化直前までこぎつけたのですが、LEDの製造に強みを持つ会社に技術移管することになり、2年間、移管先の会社に出向しました。開発した技術は、空気や水を除菌する製品として販売されています。
出向先で感じたのは、企業文化の違いでした。トクヤマは若手社員にも裁量が与えられ、自分の責任で判断する場面が多いのですが、出向先の企業は実験の詳細な項目についても、上司の許可がないと進められない体制になっていました。これは文化の違いなので、どちらがよい、悪いというものではないと思いますが、私としてはトクヤマの文化に居心地のよさを感じていました。出向先からは転籍のお誘いを受けましたが、それは辞してトクヤマに戻りました。新しく私が取り組むことになったのは、半導体の製造の際に使用する薬液の開発です。新しい分野に挑戦することになりました。

PART 02

2019|現在

PART 03ユニークなアイデアや戦略を考え
顧客のニーズに応える

半導体の高性能化が求められるなかで、トクヤマの顧客である半導体メーカーも、より高い性能の製品を開発しようとしており、微細な加工が必要になっています。この微細な加工工程で当社の薬液が使われていますが、高性能化に合わせて新しい材料を溶かす薬液が必要になっており、私たちはその新規薬液を開発しているところです。
海外の顧客から半導体サンプルの提供を受け、当社で試作した薬液を使って実験を進め、web会議を通して結果についてディカッションしています。お客様も性能はもちろんのこと、耐久性や信頼性の高い半導体を作らなければならないため、私たちへの要求も厳しいものがあります。私がプレゼンする機会も多いのですが、質疑応答では突っ込んだ質問が飛んできます。また、開発にはスピードも求められます。トクヤマより規模の大きい競合会社があり、マンパワーや資金力では太刀打ちできません。ユニークなアイデアや戦略が必要ですが、それを考えるところに大きなやりがいを感じています。

現在|未来

PART 04チームで取り組む研究開発
マネジメント力を磨く必要

半導体の顧客は海外メーカーが多いため、英語でのコミュニケーション力を磨く必要があります。また、研究開発の面では、チームとしてのパフォーマンスをいかに高めていくかが課題です。現在、私は数人の若手をマネジメントする立場にありますが、メンバーにはそれぞれ個性があり、得意不得意もあれば、テーマに対するモチベーションにも温度差があります。研究開発は一人でできるものではなく、チームとして取り組むことが不可欠なので、仕事の割り振りを工夫するなどして、チーム全体で成果を挙げられるように努めています。
入社以来、深紫外LED、半導体製造に使う新規薬液と二つの製品の研究開発に取り組んできました。二つのテーマとも、私は途中から参加しているので、現在のテーマを製品化した後は、テーマの初期段階から関わって、自分のアイデアを活かし、付加価値の高い製品を世の中に送り出していきたいと考えています。

PART 04

PRIVATE プライベート

料理、読書にYouTubeを活用

休日は料理、ギター、読書などをして過ごしています。健康に気を使うようになり、外食を控えて、きちんとした食材や調味料を揃え、YouTubeで作り方を学んでいます。最近ではスパイスからカレーを作りました。また、YouTubeで本の内容を要約してくれるチャンネルがあるので、通勤時間を利用してビジネスや健康関連など幅広い情報をインプットし、興味の湧いたものを深堀しています。