営業
karin teranishi
手良西 果林
2012年
周南営業所
法学部 / 法学政治学科卒
私が就職した当時、正直、化学業界の女性の数はまだまだ少なく、営業職となるとまたハードルが高い雰囲気がありました。その中でも当社は女性の総合職を増やしたいという思いがあり、「女性にも活躍してもらいたい」という期待で採用されたのだと思っています。
最初は人事グループの労務担当として配属されました。新入社員が定期配属されるポジションですが、女性では初めてでした。労務担当は会社の制度でわからないことを聞いたり、勤務に関する悩みを相談したりする窓口業務を担っています。前任者と社内関係者へあいさつ回りに行くと、ある方から「えっ、次は女性なの？大丈夫？」と言われました。悔しくて、とても複雑な気持ちになりましたが、初めての女性担当で心配してもらったのだろうけど…女性だから気づけることもある！ と思い頑張りました。もともと打たれ強い性格なので、逆にやる気が出た気もします。日々の業務を地道にこなし、最終的にはその方からもいろいろ相談していただけるようになりました。
現在は周南営業所で、主に中国地方のお客様に化成品部門の製品を販売しています。取引先ごとにメインの担当を決め、チームで連携してお客様対応を行っています。化成品部門の製品の多くは汎用品なので、なかなか他社品との差別化が図れません。その中で当社を選んでいただくためにも、お客様との良好な関係構築を大切にしています。例えば「この製品のCO2排出量はどれぐらい？」という調査依頼に迅速にお応えしたり、物流の輸送能力不足が問題視される中、安定供給を行える体制を構築してお客様の不安を払拭したりと、モノを売るだけでなく安心感もセットでお届けするよう心がけています。
いずれは成長事業と呼ばれる分野で新規ニーズや未開拓の市場にチャレンジし、世の中に新しい価値の提供を行える業務に携わりたいと考えています。
苦労した分だけ大きなやりがい
労務担当時代のエピソードですが、入社3年目に鹿島工場（茨城県）の交替勤務体系が実態と合っていないという相談がありました。鹿島工場まで何度も足を運び、現場の声を聞いては持ち帰り、どういう勤務が適しているかさまざまな法律を調べては提案し、再びやり直し…ということを繰り返しました。途中で心が折れかけましたが、上司から「責任は全部とるから安心してやりなさい」と言われて、気持ちが楽になると同時に、その信頼に応えたいと思いました。結果、鹿島工場では現在も私が提案した勤務体系が運用されています。初めて1から10まで自分でやった仕事だけに、思い入れも強く、大きな達成感を味わうことができました。あのときは頑張ってよかったなと今でも思います。
仕事と子育てを両立
3歳の子どもがいるので、プライベートは常に子どもと一緒です。子どもの頭の中はいつも特撮ヒーローのことでいっぱいです（笑）。ちなみに出産前から周南営業所勤務でしたが、1年以上の育児休業を取り復職しました。同じ職場なので周りのメンバーは育児に理解があり、とても助かっています。おそらくこれまで先例がないため、これから入る後輩のみなさんのためにも、営業職でも仕事と子育てが両立できることを示していきたいです。
どんな人と働きたいかが大事
会社人生40年以上の長い時間の中で、どんな人と働くかはとても重要です。みなさんには就職活動を通して「この人たちと働きたい」と思えるような会社に出会ってほしいと思います。私自身、就職活動でいろいろな会社を回りましたが、当社の人たちと一番フィーリングが合ったと自信をもって言えます。みなさんにとっても、そんな出会いがこのトクヤマであればうれしく思います。興味のある方、好奇心と挑戦意欲あふれる方、ぜひ一度会社説明会に来てみてください。
