管理・
企画
tsugumi kamakura
鎌倉 嗣実
2017年
購買グループ
文学部 / 日本文学専攻卒
購買グループは企業活動に必要なあらゆる物品を購入する部署です。製品の製造に欠かせない原料・燃料、製造設備や機械部品、分析機器や試薬、包装資材・容器、事務用品など購入品目は多岐に渡っています。物品を必要とする部署の要望を聞きながら、安定的な調達が可能かを第一に、納期、品質、価格などを検討して調達先を選定しています。また、調達先の企業にCSRの観点から問題がないかもチェックしています。
私は入社以来、製品の出荷に必要な包装資材・容器を担当しています。具体的には、粉物製品を出荷するためのクラフト紙袋、ポリ重袋、フレキシブルコンテナ、液体製品を出荷するためのドラム缶、角缶、ペール缶などです。取引先の製造工場に出向くこともしばしばあります。製造場所や工程を把握することで、何かトラブルがあった時に、調達への影響等を推測できます。また、仕様通りに製造されているか監査することもあります。
金融やITよりは、目に見えるものを取り扱うメーカーで働きたいと考えていました。トクヤマは、説明会やその後の採用活動において一貫して学生からの質問に丁寧に答えようとする姿勢を感じて好感を持ち、入社を決めました。購買への配属は想像していませんでしたが、“物事を調整する仕事”という私の希望は汲んでいただけたと受け止めています。
購買の仕事のやりがいは、購入に関わった製品が、実際に使われている場面を見ることができることです。また、取引先の工場に行くことで、さまざまな物品がどのようにして製造されるのかを見ることができるのも面白いと感じています。「ポリ重袋の手触りの感触が違う」と連絡をくれる職人気質の方（実際ミリ単位で厚みが違う物だと調査結果で判明）がいたり、「世界シェア70％の凄いモノを造っているのだ」と飲み会の席で熱く語る製造部の方がいたりして、誇りを持って働いている人たちに囲まれていることに幸せを感じています。
仕事はそんなに甘くなかった！
入社1年目のことですが、液体製品を充填するペール缶の蓋の形状に変更がありました。このことについて、取引先から連絡を受けた私は、品質保証グループに連絡して自分の役割を果たしたつもりでした。ところが、あるストックポイント（充填場）から「仕様の異なるペール缶が届いている。どうなっているのか」と物流グループ経由で連絡があり、私は青ざめました。容器の仕様変更は製品の品質に重大な影響を与える可能性もあるため、関係各所に問い合わせて確認すべき事柄で、購買担当者の重要な仕事だったのです。慌てて製造部や販売課にも連絡を入れ、事態の収拾を図りましたが、希望していた“物事を調整する仕事”は、そんなに甘いものではないと痛感した出来事でした。
各種の資格取得に挑戦中
もともと好奇心が旺盛で、学生時代は離島での農業ボランティアも経験しました。美術・映画・舞台の鑑賞も好きですが、コロナ後は、音楽を聞きながら筋トレをするなど家の中で過ごす時間も多くなりました。中国ドラマにハマり、派生して中国料理を作ったり、中国語の勉強をしたりもしています。実務に関する資格もいくつか取得していて、今後、業務に直接関係しない資格の勉強にも挑戦予定です。
福利厚生が充実している
トクヤマは福利厚生が充実しています。私は実家のある関東を離れて山口県で暮らしていますが、住まいは会社が借り上げた物件なので自己負担は少なくすんでいます。また、購買グループは社内でも女性の多い職場で、育児をしながら働いている人がたくさんいます。トクヤマは選考の場を相互理解の場と捉えているので、入社を検討される方は、先輩社員から生の声をよく聞いて判断材料にしていただければと思います。
