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野村 長司

プロセスエンジニアに近道はない

設計・運転・考察を繰り返すことが大切

生産
技術

takeshi nomura

野村 長司

2016年

生産技術センタープロセスチーム

理工学研究科 / 化学工学専攻修士了

JOB DESCRIPTION 01研究開発と製造をつなぐ架け橋

生産技術センターは、研究開発部門と製造部門をつなぐ架け橋となる部署です。研究開発の成果として、新しい製品を世に送りだすためには、新しい製造プロセスを設計し、それをプラントとして建設・運用しなければなりません。ただ製造できるだけでは十分ではなく、製品を効率よく、安定的に、かつ大量に製造できることが必要です。生産技術センターは、研究開発部門と協力しながら、新しい製造プロセスを設計、確立していく役割を担っています。
そのなかで、私の所属するプロセスチームの業務は、大きく分けて二つあります。一つはプロセス開発です。ラボスケールの実験装置やパイロットプラントと呼ばれる小規模プラントで運転実験を行い、製造プロセスを決定します。もう一つはプロセス設計です。運転実験で得られたデータをもとに、実際のプラントの機器、配管、制御などの設計を行い、設計図書を作成します。さらに試運転で設計通り運転できるかの確認まで携わります。

JOB DESCRIPTION 01

JOB DESCRIPTION 02多彩な製品に携わることができる

大学院で学んだ化学工学を活かす就職先として、化学メーカーのほかに、エンジニアリング会社や食品会社も選択肢でした。いろいろな会社の説明会に参加しましたが、トクヤマではアンモニアソーダ法という中学の理科で覚えた製造プロセスが使われていることを知り、身近に感じられて興味を持ちました。入社を決意した最後の決め手は、社員の方々が、皆さん気さくで温かい人柄だったことです。
トクヤマは総合化学メーカーのため、形状だけを見ても液体、ガス、粉体、膜製品など多彩な製品を扱っています。このようなさまざまな製品のプラント設計に携わることができるのは、大きな魅力になっています。一方、多彩な製品を扱うだけに、製造プロセスは一つひとつ異なり、適用される法令や取り扱い物質の危険性などにも配慮しなければなりません。プロセス設計者としては大変ですが、それが成長する機会ともなっています。

JOB DESCRIPTION 02

MY PROJECT マイプロジェクト

完璧なプラントは存在しない

私は最近、ある製品の蒸留プロセスの設計をするため、実験装置を設計・製作し、蒸留実験を行いました。思い通りに液が流れない、蒸留分離してくれない、といった不具合が次々に発生、そのたびに悔しい思いをしましたが、装置内部で何が起きているのか論理的な考察を重ね、装置を改善することで、良好な実験をすることができるようになりました。こうしたことは実験段階だけでなく、実際のプラントでもたびたび起こります。全くトラブルの起きない完璧なプラントは存在せず、想定できなかった原因や設備の経年劣化などで、トラブルは必ず発生するものなのです。プロセスエンジニアに近道はなく、粘り強く設計・運転・考察を繰り返すことが大切だと改めて学びました。

PRIVATE プライベート

ひいきのJリーグチームを熱狂的に応援

小中学生の時にサッカー、大学生の時もフットサルをやっていて、サッカー観戦が趣味です。生まれ育った地元のチーム横浜F・マリノスを子どもの頃から応援しています。最近は直接スタジアムに足を運べないので、専らテレビ観戦ですが、ユニフォームに着替えて応援しています。ふだんは温厚なほうだと思うのですが、応援時は人が変わったように熱狂的になります。最近、大画面テレビを購入、ますます応援に熱が入っています。

MESSAGE メッセージ

メッセージ

学生時代より幅広い知識が求められる

私は学生時代、化学プラントにおける非定常運転時の設計手法に関する研究をしていました。安全設計の考え方や、当時の研究でツールとしてプロセスシュミレータを使った経験は入社後も役に立ちました。ただし、学術研究と仕事は別物で、実際にプロセス設計する場合は、学生時代より遥かに幅広い知識が求められます。設備や建設、あるいは法令など、入社後に勉強することはたくさんあります。