
チャレンジの日々
2013年 新卒入社
法学部 法学科 卒

入社理由
ワクワクできたら
メーカーを中心に就職活動を進めました。トクヤマに興味を持った理由は、リクルーター面談で会った社員の方に魅力を感じたからです。自身の仕事を語るときのワクワクしている表情。それを見て「私もこんな風になれたら」と純粋に思えました。
面接では時間をかけて話を聞いてくれました。自分の内側の芯の強さを人事担当者が褒めてくれたことを今でも覚えています。心から嬉しく思いました。入社後ものびのびと仕事ができそうですし、それをよく見て、評価してくれる会社だと確信し、入社を決意しました。

仕事内容
バイオマス事業化グループでは、トクヤマにおけるGHG削減目標達成および将来的なカーボンニュートラル達成に向けて、自家発電所で使用するバイオマス燃料の調達、新規燃料の開発、燃料製造事業化に取り組んでいます。私のミッションは合法性・持続可能性が高い燃料を、最小限のコストで安定的に調達すること。具体的には、PKS(パームヤシ殻)や木質ペレットといったバイオマス由来の燃料を海外から買い付け、発電所に送り届けています。現地でもともと捨てられていたものや処理に困っている廃棄物を原料とした燃料を中心に活用することで、持続可能性や環境への配慮も意識しています。


仕事のやりがいや難しさ
バイオマス燃料は世の中でまだ確立していない新しい燃料です。そのため世界の動きやマーケットのめまぐるしい変化についていくことが難しいと感じています。重要なのは、最新状況をキャッチアップすること。日頃の情報収集をはじめ、取引先やサプライヤーとの密接なコミュニケーションを意識しています。
発電所をトラブルなく稼働させるために、厳しい品質要求をクリアすることも必要です。ときどき海外の現地を訪問して品質を確認し、サプライヤーに自社の状況を共有するなど地道な活動を行っています。さらに、実際に製造所に納入された燃料の品質が問題ないかを確認したり、他部署と連携して品質改善したりと、試行錯誤の繰り返しです。前例のない仕事だからこそ難しさもありますが、新しい発想や取り組みが受け入れられやすく、やりがいは大きいです。

働き方について
幼い子どもを育てながら仕事をしています。トクヤマには「フレックス弾力運用」という制度があり、柔軟な働き方を実現できます。たとえば、保育園の迎えのために早退することもあれば、働けるときには残業し、働いた分のお給料をもらえます。
育休明け直後は、子どもが急に熱を出し、その看病のために休むことも多く、働ける時間が限られていました。でも今は他の人と変わらない業務量があり、国内外問わず出張にも行っています。家族の協力があってこそですが、変に配慮されすぎて仕事を与えられないのではなく、私の意向も踏まえた上で仕事を任せてくれるので働きやすいと感じています。
トクヤマの社風
「新しいことへのチャレンジを後押ししよう」そして「チャレンジする社員を育てよう」という人が多く、それが社風として根づいていると感じています。セメント部門では、海外人材を育成する目的で公募制の駐在員派遣制度があります。私自身、数年前にシンガポールでの仕事に挑戦するチャンスがありました。
シンガポールから戻ってくると、それまで日本のメーカーからしか調達実績がなかった製造機器について、海外の安くて品質の良いものが見つかったため、製造部と協力して調達するプロジェクトに参画しました。今の部署でも前例のないことばかりですが、新しい燃料やサプライヤーを提案した際には、部署を越えて協力し、良いものを調達しようという雰囲気があります。


I feel that many people in the company are committed to encouraging new challenges and fostering employees who are willing to take them on. This mindset has become deeply embedded in our corporate culture.

キャリアパス
東京本部 セメント企画グループ
入社後は、東京本部のセメント企画グループでセメントの国内物流を担当しました。セメントをお客様に届けるまでのデリバリー業務をはじめ、販売物流費の分析、コスト削減のための合理化の検討、同業他社とのスワップの調整などを行いました。
Tokuyama Singapore 出向
セメント部門の海外駐在員派遣制度を利用し、シンガポールの販売子会社でトレーディング業務に従事しました。セメント・原燃料(原塩、石炭)・シリカ等のトレーディングや、セメント製造機器の海外ベンダーの調査、情報収集などを担当し、トクヤマの幅広い製品や海外ビジネスに関する知識や経験を習得しました。
東京本部 セメント海外事業グループ 兼務 セメント製造部プラント技術課
セメントの海外営業として、セメントや中間製品であるクリンカーの輸出業務を行いました。セメント製造関連の機器を海外から調達するプロジェクトの交渉窓口や通訳なども担当しました。
産休・育休
およそ1年間、産休・育休を取得しました。
バイオマス事業化グループ 兼務 購買グループ
トクヤマにおけるGHG削減目標達成および将来的なカーボンニュートラル達成に向け、合法性・持続可能性が高い燃料を、最小限のコストで安定的に調達しています。
休日の過ごし方
休日は、子どもとゆっくり過ごすことが癒しの時間です。体力が無尽蔵の男の子。公園で走り回るのはパパの役目で、私の役目は“おうち遊び”です。また、畑で育てた野菜を使って一緒に料理をしたり、お菓子や味噌、ポン酢づくりをしたりと「楽しく、おいしく」なお休みを過ごしています。

1日のスケジュール
- 出社メインで仕事をしています。決まったルーティンワークは少ないため、その時期の業務課題や締め切りに合わせてタスクを管理し、優先順位をつけて仕事に取りかかります。
- 取引先との面談です。対面もあれば、オンラインもあります。価格交渉や新規の燃料の提案を受け、今後の進め方について議論します。
- 部内打ち合わせに参加します。マレーシアの駐在員事務所とオンラインで接続し、今後の部内方針を協議し、現地調査の進捗状況について情報交換を行います。
- 個人の作業を行います。取引先とのメールや電話対応、資料作成、翌日の打ち合わせ準備を行います。集中して効率良く仕事をすることを心がけています。
- 納入された燃料の荷揚げ確認に立ち会います。船で納入された燃料の品質を確認します。
- 保育園の迎えに間に合うよう、急いで帰宅します。繁忙期には残業や取引先との会食があることもありますが、個人の裁量で柔軟に帰宅時間を決めることができます。