TOKUYAMA Recruiting Site
Entry Intern
ship
仕事も育児も、
自分ならではの挑戦を

働き方座談会

誰もが働きやすい環境づくりに取り組むトクヤマ。
仕事と育児の両立を実践している社員がどんな業務に従事し、
どのような思いで働いているのか、パパママ社員に聞いてみた。

Session Member

“真面目”な社風
01

本日はお集まりいただき、ありがとうございます。
まずは就職活動のことやトクヤマに入社した理由を教えてください。

Hironaka

就職活動を始めた頃は製薬会社の研究職を志望していました。そんな中、たまたま化学メーカーの説明会に参加した際、研究領域の幅広さを知り、興味が湧くように。研究者として知見を広められるのは化学の領域だと考え、化学メーカーを志望しました。

Oyama

私も弘中さんと同じく、薬学部だったので最初は製薬会社を志望していました。でも、あまりピンとくる会社がなくて……。そんなとき、研究室の教授から化学・素材メーカーはどうかというアドバイスをもらったんです。実際に調べてみると、化学・素材メーカーの方が製薬会社よりもさまざまな角度から社会に貢献できそうだと感じました。

Tsuzuki

興味深いお話ですね。もう少し具体的に聞かせてください。

Oyama

私たちが普段見たり、触れたりするものは何らかの素材からできています。それはこれから先も変わらず、新しいものが生まれるときは必ず素材が出発点になります。そのため、これほど社会への影響が大きい仕事はないのでは、と思ったんです。都築さんはどのように就職活動をされていたんですか?

Tsuzuki

私は何かをつくりたいという思いはあったのですが、それ以外に明確な軸はありませんでした。なので食品メーカーやデベロッパーなど自分が気になる会社、楽しそうだと思える会社を幅広く受けていました。その中で、社員が真面目で、一番印象が良かったのがトクヤマでした。

Hironaka

都築さんの言う「社員の真面目さ」は私も面接を通じて感じました。面接官の方は、私がトクヤマに入社した後、どのように活躍できるかを丁寧に話してくれました。

Oyama

私も社員の真面目さは入社を決めた理由の一つです。トクヤママレーシアでの失敗を力に変えて再起を図ろうとする姿勢に共感し、これからのトクヤマを支える一員になりたいと思いました。

それぞれのキャリア、
それぞれの仕事
02

入社後の簡単なキャリアと現在の仕事内容を教えてください。

Hironaka

私は入社から現在まで、ジェネリック医薬品に用いられる原薬の製造プロセス開発や試験法の開発に研究員として携わっています。

Oyama

原薬の開発って膨大な時間がかかると聞きます。根気が必要そうですね。

Hironaka

新薬に用いられる原薬の開発だと数十年かかることもあります。一方でジェネリック医薬品の場合は5年くらいです。比べてみれば短いですが、それでも5年はなかなか長いなと感じています。でもトクヤマでは、研究開発から製造プロセス開発、スケールアップ、工場への技術移転、薬機法に関わる申請対応まで一貫して携われるので、大変さよりもやりがいの方が大きいですね。都築さんの仕事についても教えてください。

Tsuzuki

入社後の初期配属は、機能材料の開発グループです。弘中さんと同じように研究員としてキャリアをスタートしました。その後、技術営業を経て、現在の部署に移りました。

Oyama

現在はどんな仕事をされてるんですか?

Tsuzuki

技術戦略グループは大きく分けて3つのチームに分かれており、私の業務内容は研究員が働きやすい環境を整備することです。具体的には、業務効率化を目的にそれまでアナログだった作業をデジタル化したり、社内に点在しているノウハウを集約して一元化したりしています。研究員の助けになりたいという一心で毎日仕事と向き合っています。

Hironaka

都築さんは、兼務で他の仕事も担当していますよね?

Tsuzuki

はい。社内のダイバーシティ推進を行う「人事DIMプロジェクト」にも参画していて、さまざまな環境にいる社員が生き生きと活躍できるよう活動しています。ちょうど先日、社員の家族を招いて化学実験教室を開催しました。子どもたちの自由研究をサポートしつつ、子どもたちにお父さんお母さんが働いている会社のことを知ってもらうことで、少しでも社員のモチベーション向上につながってほしいと思い、企画しました。大山さんはどんなキャリアを歩んできたんですか?

Oyama

私はまず製造部 技術課でした。そこではソーダ灰などの製造プラントが安定稼働できるよう、日頃のメンテナンスをはじめ、トラブルが起きた際は原因究明から解決までを担っていました。大学では薬学を専攻していたので、最初はなぜこの部署なんだろうと思いましたが、自分が関わった設備機器がトクヤマのダイナミックなモノづくりを支えていることにやりがいを感じる日々でした。

Hironaka

現在の電解事業化グループでは何をされているんですか?

Oyama

現在の部署は新規事業である電解槽の開発・販売を担っています。その中でも、私は知的財産関連のサポート業務を担当しています。自社技術を公的に証明することで、他社からの特許侵害を未然に防いでいます。

皆で助け合い、
両立していく
03

皆さん現在は仕事と育児を両立されています。
産休・育休を取得されたときの心境をお聞かせください。

Hironaka

私の場合はもう10年以上前の話になりますが、一人目を出産したときは初めてのことばかりで大変でした。でも、同時期に産休・育休を取得する同僚が何人かいたので、定期的に会ってお互いの悩みを共有していました。

Tsuzuki

私も弘中さんと同じく、最初に産休・育休を取得したのは10年ほど前でした。私の場合、年齢の近い社員で産休・育休経験がある人がいなかったから、誰にも相談できず……。当時はかなり悩みましたね。

Hironaka

最初は悩みますよね。私はそんな自分自身の経験から、一人目の育休から復職したあと、働くパパママをサポートする活動を始めました。仕事と子育ての両立に悩む社員に少しでも寄り添えるよう、これから産休・育休に入る社員と、すでに復職している社員が交流できるコミュニティをつくりました。

Tsuzuki

そんな弘中さんの働きかけもあって、徐々に会社全体で社員の子育てを応援しようという意識が強くなっていったんですね。

Oyama

おかげさまで私も一人目のときは10日間、二人目のときは2カ月間、育休を取得することができました。

Tsuzuki

育休を取るときの周りの反応はどうでしたか?

Oyama

皆さん、すごく協力的でした。まず休暇を取得するにあたり、上司が話し合いの機会を設けてくれました。最初はほかの社員に対して申し訳ない気持ちがあり、育休の希望日数を控えめに伝えました。その様子を見て上司が「仕事は皆でカバーするから取りたいだけ取りなさい」と優しく背中を押してくれたんです。その言葉に本当に救われました。

Hironaka

いいエピソードですね。私も復職後は当時の上司によく相談に乗ってもらいました。研究職の場合、実験の経過観察などで長時間会社に残ることもしばしば。それでも上司は私の働き方について一緒に考えてくれました。そのおかげでうまく役割分担ができ、仕事と育児の両立を実現することができました。

家族のために、
これからも挑戦を続ける
04

最後に、今後の目標を教えてください。

Tsuzuki

子どもも成長し、少しずつ手が離れてきました。今後はこれまで育児に割いていた時間を、少しずつITスキルの習得やIT資格の取得といったスキル向上に活用していきたいと考えています。

Hironaka

私はこれまで通り仕事と育児を両立しながら、研究所の管理職として活躍する方法を模索していきたいです。残業削減などの時間管理は会社の方針として取り組んでいることでもあり、時間に縛られない管理職のあり方を模索したり、会社の制度を変えたりすることで、新しい道を切り開いていきたいと思っています。

Oyama

育児を行う中でどうしても時間的な制約はありますよね。その中で弘中さんが意識していることがあれば、ぜひ参考にさせていただきたいです。

Hironaka

限られた時間の中で、フルタイムの人たちと同様の成果を出す方法を常に考えています。周囲を巻き込み情報共有することで、自分にしか分からないことをつくらないことも円滑に業務遂行するコツだと思います。時間を捻出する工夫として、たとえば、夫とお互いのスケジュールをクラウドで共有しています。そして夫が在宅勤務や早帰りの日は、家のことは任せて仕事を頑張るようにしています。あとは家事の負担を少しでも減らすために、家電選びには妥協しません(笑)。

Tsuzuki

家電への投資は大切ですよね(笑)。弘中さんにはぜひ仕事と育児を両立した管理職になってもらいたいな。そうすれば、きっと大山さん含め若い世代に良い影響があると思います。大山さんのこれからの目標は?

Oyama

家庭を最優先する“シゴデキ(仕事がデキる)”おじさんになりたいですね。今一番大切なのは、やはり家族です。ただ「ワーク・ライフ・バランス」という言葉があるように、仕事と生活は切っても切り離せません。家族と充実した時間を過ごすためにも、自分の仕事に誇りを持って、全力で向き合いたいと考えています。

Tsuzuki

シゴデキおじさんっていいですね。今、仕事で挑戦していることはありますか?

Oyama

今は「トクヤマ・チャレンジ(通称とくちゃれ)の一環で、ベンチャー企業への投資やベンチャー企業との協業の道を探ることに挑戦しています。主業務だけでなく、そうした新しいことにも挑戦することで、子どもが大きくなったときに自信を持って自分の仕事を語れる父親になりたいです。

Hironaka

今日はありがとうございました。それぞれ目標に向かって邁進していきましょう。またこうやってお話しできるといいですね。

Tsuzuki

ぜひぜひ!