環境への取り組み

環境経営の基本方針

地球環境保全への積極的な取り組みは、企業が果たすべき重要な社会的責任です。トクヤマグループは、事業活動におけるすべての過程で、環境という視点を重視する「環境経営」を実践しています。

トクヤマグループ環境方針

2023年4月1日改定

トクヤマグループは、地球環境保全に積極的に取組み、持続可能な社会の構築に貢献するために、サステナビリティ基本原則に基づき、以下を環境方針とします。

  • 法令等遵守を徹底します。
  • 環境負荷を低減します。
  • 地球温暖化の抑制に貢献します。
  • ステークホルダーとの信頼関係を向上させます。

環境目標および2024年度の重点実施項目

目標

  • 法令違反ゼロ
  • 環境事故ゼロ
  • 環境負荷低減

重要点実施項目

  • 法的要求事項等の遵守の徹底
  • 環境事故ゼロの継続
  • 環境負荷低減
     環境負荷物質排出削減・維持
     廃棄物ゼロエミッションの推進
  • 地球温暖化対策
     GHG2030年度の目標達成に向けた活動
     省エネルギー・節電の推進
  • ステークホルダーとの対話と情報公開の充実
  • 生物多様性保全への貢献
  • 水資源の有効利用

マテリアルフロー

事業活動に伴うマテリアルフロー

環境会計

環境保全に要した投資や費用およびその効果を把握・分析し、効果的な環境投資に役立てる目的で、2000年度から環境会計の集計を行っています。

環境会計(対売上比率)

生物多様性の取り組み

トクヤマグループは、2023年4月に「トクヤマグループ生物多様性保全方針」を制定しました。また、2024年にはTNFDフォーラムに賛同し、環境と調和した持続可能な社会を顧客とともに目指しております。
化学品の製造においては、以下を原因とした生物種の減少リスクを認識しています。

  • ・電気・熱等のエネルギー消費によるGHG排出による地球温暖化の助長
  • ・排気や排水、あるいは埋立、更には製品の利用および廃棄に伴う、大気・水・土壌の汚染
  • ・輸送による外来種の導入
  • ・生物資源の過剰消費
  • ・鉱物資源や水資源の採取による生息環境の破壊
  • ・新規工場建設等による土地利用にともなう生息環境の破壊

これらのリスクへの対応として、事業活動の生物多様性への関連をマッピングし、俯瞰して全体感を持って検討できるようにしました(参照:事業活動と生物多様性の関係性マップ(2022年改訂版))。「地球温暖化防止への取り組み」や「環境負荷物質・廃棄物の削減」に掲載してある内容をはじめとした取り組みや、森林ボランティアへの参加やブルーカーボン・オフセット制度への参画を通した活動の支援などの社会貢献活動を引き続き行い、サプライヤーや顧客、地域コミュニティなど、様々なステークホルダーの方々との対話や協働を通して進めていきます。

2023年度の取り組みについては、以下の画像をクリックし、ダウンロードしてご覧ください。(9.20MB)