環境経営の推進

さらなる環境負荷の低減へ環境経営を推進

地球環境保全への積極的な取り組みは、企業が果たすべき重要な社会的責任です。トクヤマは、事業活動における全ての過程で、環境という視点を重視する「環境経営」を実践しています。

全社環境管理方針

中期基本方針
レスポンシブル・ケア基本理念に基づき、以下を方針として環境保全に積極的に取り組み、持続可能な社会の構築に貢献する。 ・法令等遵守の徹底
・環境事故ゼロ
・環境負荷の低減
・地球温暖化対策
・環境マネジメントシステムの継続的改善
・ステークホルダーとの信頼関係の向上

2018年度重点実施項目
・法的要求事項などの遵守の徹底
・環境事故ゼロの継続
・環境負荷低減 環境負荷物質排出削減・維持
廃棄物ゼロエミッションの推進
・地球温暖化対策 省エネルギー・節電の推進
GHG(温室効果ガス)中期削減目標の検討
・ステークホルダーとの対話の充実

2017年度の実績

総事業活動に伴うマテリアルフロー

事業活動におけるINPUT・OUTPUTを正確に把握し、新たな目標設定のもと環境負荷の低減に努めています。
2017年度はエネルギー消費原単位率、廃棄物有効利用率、ゼロエミッション率で目標を達成しました。
他のパフォーマンスデータの目標値については、現状の低負荷状態を維持するため、部署ごとに管理目標値を決定して活動し、環境への低負荷状態を維持・推進しています。

環境会計

環境保全に要した投資や費用およびその効果を把握・分析し、効果的な環境投資に役立てる目的で、2000年度から環境会計の集計を行っています。

環境コスト

2017年度の環境投資の主要なものは総合排水対策、廃棄物倉庫の設置などです。

2017年度環境保全コスト

経済効果

2017年度はほぼ前年並みの約15億円の経済効果となりました。

2017年度経済効果

地球温暖化防止

地球温暖化防止に向けた取り組みは重要な課題です。経団連が自主的に取り組んでいる「低炭素社会実行計画」に対して、傘下の業界を通じ2020年の削減目標などを設定し取り組んでいます。事業活動において省エネルギーで着実な成果を上げるとともに、従業員の家庭における省エネの推進に向けた支援にも取り組んでいます。当社は地球温暖化防止への取り組みを重要な課題として認識し、CO2 排出抑制に取り組んでいます。

省エネルギーの推進 

当社は、主要製品である苛性ソーダ、セメント、高純度多結晶シリコンなどの製造過程において多量のエネルギーを消費しています。温室効果ガスの一つである二酸化炭素(CO2)は主に化石燃料の燃焼によって発生し、さらにセメントの製造工程などにおける石灰石(原料)の脱炭酸によっても発生しています。

エネルギー使用量

CO2排出量

大気・水質汚染物質削減

当社では、継続的に大気や水質への環境汚染物質の排出を低減するために、さまざまな施策を実施し、環境保全に積極的に取り組んでいます。

大気汚染物質排出量

発生源であるボイラー、セメント焼成炉などには、排煙脱硫装置、脱硝設備、低NOx(窒素酸化物)バーナー、高性能集じん装置などの排出削減設備を設置し、SOx(硫黄酸化物)、NOx や、ばいじんの排出削減に努めています。2017年度は、対象設備の稼働率の増加に伴い、SOx、NOx、ばいじんの排出量は増加しました。

SOx、NOx、ばいじんの排出量

PRTR* 法対象物質排出量

2017年度の排出量はほぼ平年並みとなりました。

*PRTR:Pollutant Release and Transfer Registerの略称。有害性のある化学物質が、どのような発生源からどれくらい環境中に排出されたか、あるいは廃棄物に含まれて事業所の外に運び出されたか、というデータを集計し公表する仕組み。

PRTR法対象物質の排出量

工場排水量、水質汚濁物質排出量

徳山製造所では、法規制値、地元自治体との協定値を遵守すべく、さらに厳しい自主管理値を設けて管理(汚染物質の監視、排水処理設備による浄化)の徹底を図っています。水質総量規制の対象となるCOD*や窒素、リンについては、活性汚泥処理設備などにより排出削減を行っています。 2017年度は、CODおよびリンの排出量は、ほぼ平年並みとなりました。窒素の排出量は排水処理設備の不調などにより増加しました。

*COD:Chemical Oxygen Demand(化学的酸素要求量の略称)。水の汚れを表す指標の一つ。水中の有機物を酸化するのに消費される酸素。

工場排水量・COD排出量

窒素・リンの排出量

社会に開かれたリサイクル

セメント工場では、ソーダ灰工場からの副産物や自家発電設備からの石炭の燃え殻を原料として有効活用し、廃プラスチックなどの可燃性廃棄物は燃料として利用しています。また社外の企業、自治体からも大量の廃棄物・副産物を積極的に受け入れています。

廃棄物の管理

2017年度の当社の廃棄物の発生量は367千トンでした。発生した廃棄物は、徳山製造所でのセメントの原燃料としての再利用を中心に、リサイクルを積極的に推進しました。その結果、廃棄物有効利用率は93.8%となりました。また、廃棄物の再利用と減量化を推進することにより、埋め立て廃棄に関するゼロエミッション率は5年連続で99.9%を維持しています。

廃棄物の埋立処分量と有効利用率などの推移

産業廃棄物処理のフロー

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