R&D

研究開発本部長 メッセージ

取締役 専務執行役員 研究開発本部長
岩崎 史哲

トクヤマの特有技術をベースに独自技術を磨くことで、
お客さまのニーズに応えるべく、研究開発を推進します

「中期経営計画2025」において、「マーケティングと研究開発から始まる価値創造型企業」をトクヤマの「ありたい姿」と定義しました。マーケティングの定義は様々ですが、概して言えば「商品・サービスが売れる・選ばれる(お客様が買いたくなる)仕組みづくり」ということであり、企業における研究開発とは、「お客様が買いたくなる製品を生み出す行為」ということになります。

素材型化学企業であるトクヤマは、元来マーケティングを苦手としてきた企業ですが、マーケティングを「モノづくり」の起点に置いた今回の中期経営計画は、新たな企業文化を育てるという強い意思表示であり、企業文化育成のために技術系人材の果たさなければならない役割は非常に大きなものとなります。

トクヤマグループの研究開発は、前中期経営計画から

「One Tokuyama = 壁を超える」
~ 技術の壁、組織の壁を超え、トクヤマを一つにして顧客に応える ~

というスローガンのもと、トクヤマの特有技術をベースに独自技術を磨くことで、お客様のニーズに応えるべく、研究開発を推進してきましたが、さらに新たな技術を育成・獲得することでトクヤマの研究開発力を進化させ、今以上にお客様のご期待に応えていきます。

一方で、トクヤマは、地球温暖化防止への貢献として「2050年度 カーボンニュートラル達成」を掲げました。二酸化炭素の削減は、グローバルな課題ですが、トクヤマはこの問題に正面から向き合う決意を固めました。
研究開発に期待される役割は、「次世代エネルギーの技術開発と事業化」「環境貢献製品の開発と実装」ですが、並大抵の努力で解決できる問題ではありません。トクヤマは、自社技術の深耕、産・学・官等の外部連携の強化、積極的な外部人材の登用等、あらゆる手を尽くしてこの壁に挑んでいきます。

「もっと未来の人のために」
トクヤマの研究開発は「誠実、根気、遊び心。そして勇気」を持って挑戦を続けます。