レスポンシブル・ケア

人と社会の「環境・安全・健康」を守る

トクヤマのCSRは、レスポンシブル・ケア活動を基軸として推進しています。全社的な推進体制を整備し、各マネジメントシステムを着実に運用するとともに、環境・保安・品質システムの継続的な改善に努めています。

レスポンシブル・ケアとは

レスポンシブル・ケアとは、化学物質を製造または取り扱う企業が、化学物質の開発から製造、物流、使用、最終消費を経て廃棄に至るまでの全ての過程にわたって、人と社会の「環境・安全・健康」を保護するための対策を行い、その活動の成果を公表し、社会との対話・コミュニケーションを図っていく自主管理活動のことです。1985年にカナダで誕生して以来、レスポンシブル・ケアは世界52カ国に導入されています。日本でも1995年に(一社)日本化学工業協会内に日本レスポンシブル・ケア協議会(現レスポンシブル・ケア委員会)が設立され、113社(2018年4月現在)が会員となっています。当社は設立時より参加し、積極的に活動を進めています。

レスポンシブル・ケアの基本理念

基本指針

トクヤマは、日本レスポンシブル・ケア委員会の一員として、化学物質の開発から製造、物流、使用、最終消費、廃棄の全ライフサイクルにわたって、環境・安全・健康を守るレスポンシブル・ケア活動を実行します。とりわけ環境問題に対して積極的に取り組み、かつ計画的に解決していくことが社会的使命であり、企業と社会の持続的発展につながるとの認識に立ち、開発、製造や営業などの事業活動における全ての過程で、環境という視点を重視する「環境経営」を推進します。

行動目標

1. 環境保護を推進します ・ISO14001に基づく環境マネジメントシステムを運用し、環境負荷の低減を図ります。 2. 法規制を遵守します ・国際規則、国内法規、業界規範を遵守します。
・規制物資の輸出管理の徹底を図ります。
3. 省エネルギーを推進し、地球温暖化を抑制します ・各製品ごとに、業界上位のエネルギー消費原単位を達成します。 4. 資源リサイクルを推進し、廃棄物の削減と適正管理を図ります ・資源のマテリアルリサイクル、サーマルリサイクルを推進します。
・オフィス内のペーパーレスを推進します。
5. 保安防災、労働安全衛生を推進します ・自主保安・自己責任の原則のもとに、事故・災害発生ゼロを目指します。
・快適な職場環境を確保して、安全と健康を守ります。
6. 製品安全性の確保を徹底します ・環境負荷が小さく、安心して使用できる製品を提供します。
・製品の正しい使い方や注意などの適切な情報を提供します。
7. 社会との信頼関係の向上を図ります ・環境保護、保安防災、労働安全衛生、化学品安全に関する当社の活動について、社会への情報開示を進めます。
・地域社会との対話を積極的に行います。

レスポンシブル・ケア推進体制

レスポンシブル・ケア推進体制として当社は、社長執行役員を議長として開催するCSR推進会議の下に審議決定機関として、環境対策委員会、保安対策委員会、製品安全・品質委員会を、また審査機関として製品審査部会などの各部会を設置し、具体的な活動を行っています。

レスポンシブル・ケア活動

トクヤマでは、主に「環境保全」「保安防災」「労働安全衛生」「化学品・製品安全」について、PDCAサイクルを回しながら、レスポンシブル・ケア活動の向上を図っています。

レスポンシブル・ケア 活動計画(Plan)

レスポンシブル・ケア分野における中期計画を策定し、この計画達成に向けて、年度ごとの方針および目標を定め、それに基づいて部門やサイトごとに具体的計画を作成し、活動しています。活動の結果は年度末に評価し、次年度の計画に反映しています。

マネジメントシステムの運用(Do)

環境保護については、環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001の認証を、徳山製造所および鹿島工場において取得し、環境負荷低減、省エネルギー、廃棄物の削減、資源リサイクルなどの活動を行っています。
本部、支店、研究所においても、規模に応じてそれぞれ方針と目標を設定し、省エネルギー、廃棄物の削減、資源リサイクルの推進などの活動を行っています。
化学品・製品安全(品質)については、ISO9001品質マネジメントシステムの認証を取得し、2002年度より営業、開発部署を含めた全社システムとして運用しています。
保安防災、労働安全衛生については、(一社)日本化学工業協会の「日化協・新労働安全衛生指針」に基づき、事業所ごとに労働安全衛生マネジメントシステムを構築して運用しています。徳山製造所では2005年度から保安活動も取り入れた保安管理システムへと拡充しました。

各種審査・監査制度(Check)

各種審査制度を設けて、環境・安全にかかわるリスクの低減に努めています。

安全・環境審査 設備の新設、増設、改造を行う際には、事前に安全・環境審査を行っています。審査は安全かつ環境に配慮して設備が設計されているかを審査する「基本計画審査」および「設計審査」、また設計どおり設備が完成し運転準備は万全であるかなどを審査する「運転前審査」を実施しています。

製品審査および表示審査 研究開発から製品を市場に送り出すまでの各段階で、製品の安全性に関する審査を行っています。化学物質の安全性、環境への影響、人の健康への影響などさまざまな角度からリスク評価および法的要求事項への適合性を審査しています。また、表示審査を行い、カタログ、取り扱い説明書およびSDS(安全データシート)などの表示類に指示・警告上の欠陥や不適切な表現がないように努めています。

SDS:Safety Data Sheet の略称で、化学製品の危険有害性について安全な取リ扱いを確保するために、その物質名、安全対策および緊急事態への対策などに関する情報を記載した資料。

保安・環境監査 事故・災害の防止および環境保全のための管理状況の適否について、毎年定期的に保安・環境監査を行っています。監査は各事業所、高圧ガス保安法に基づく認定検査管理組織、物流グループおよび健康管理センターを対象に行われます。

第三者による審査 審査登録機関によるISO9001およびISO14001の審査を受け、2015年度版に移行しました。ISO9001の移行審査は、2018年2月に受審し、7件の指摘事項(改善の機会)があり、対応を検討しています。また、ISO14001の移行審査は、2017年10月、11月に受審し、記録の一部不備など6件の指摘事項(軽欠点1件・改善の機会5件)があり、適正に対応しました。

監査などによる改善・評価(Action)

全社方針に従って、各事業所の活動が適切に行われているか監査により検証しています。監査結果は報告書として取りまとめられ、関係した部署への配布とともに社長執行役員へも報告し、継続的な改善を図っています。
年度の成果については、RC地域対話やCSR報告書を通じて、ステークホルダーの皆さまに公表しています。

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