地球温暖化防止への取り組み

地球温暖化防止への取り組み

地球温暖化による気候変動を防止するため、企業は脱炭素化社会に向けた対応が求められています。トクヤマグループは、CO₂排出を経営リスクと捉え、低炭素型企業へシフトするため、2030年度のCO₂排出量の削減目標を設定し、積極的な取り組みを行っていきます。

トクヤマグループの省エネルギー活動

当社は地球温暖化防止への取り組みを重要な課題として認識し、CO₂排出抑制に取り組んでいます。具体的にはエネルギー消費原単位について、2020年度までに2005年度比で3.0%改善するとの目標は達成していますが、さらに原単位改善プロジェクトにより、一層の削減に向け検討しています。 2019年度は、省エネルギーの推進、石炭代替エネルギーの活用促進により2005年度比9.0%改善となりました。

CO₂削減

2015年の国連気候変動枠組条約国際会議(COP)のパリ協定を踏まえ、日本は2030年度のCO₂を2013年度比26.0%削減する目標を設定し、これを達成するために必要な産業部門の削減量を2013年度比6.5%と見積もっています。トクヤマはマテリアリティの最重要項目として「地球温暖化防止への貢献」を掲げています。エネルギー消費原単位を指標とするこれまでの省エネルギー活動に加え、パリ協定を踏まえたエネルギー起源CO₂排出量に焦点を絞り、2030年度のBAU比15%削減(基準年:2013年度)を新たな指標として掲げ、地球温暖化防止への取り組みを加速していきます。

低炭素型企業へ

2030年度に向けての取り組み方針

CO₂排出量削減目標の達成に向けた取り組み

目標達成のため、トクヤマは2020年1月にCO₂排出量削減目標の達成へ向けた施策の実行部隊として、CO₂プロジェクトグループを立ち上げました。徳山製造所では有効エネルギーのロスゼロに向け、徹底的な省エネルギーと排熱の有効活用を推進しています。さらに、排出CO₂の回収、活用などカーボンリサイクルに取り組んでいくほか、研究開発部門ではCO₂対策を契機に、環境・エネルギー領域での革新的な技術開発と事業創出を検討するとともに、環境貢献型製品の開発を進めています。また事業部門では、CO₂リスクも踏まえて事業戦略を構築し、安価な電力に依存しない事業構造への転換を図るなど、グループ全体で積極的に取り組んでいます。

Scope3

トクヤマは、GHGプロトコルによるScope3基準*に基づき、サプライチェーン全体の排出量であるScope3のカテゴリー1から7および9について排出量を算定しました。算定したカテゴリーでの排出量は179万トンで、2018年度より32万トン増加しています。これは、算定に用いた排出原単位データベースの変更(2018年度:カーボンフットプリント制度試行事業CO₂換算量共通原単位データベース暫定版ver.2.01→2019年度:IDEAv2.3)に伴うものであり、カテゴリー3の排出量が33万トン増加したためです。活動量自体は2018年度とほぼ同様の結果となっています(排出量=活動量×排出原単位)。
*GHGプロトコルは世界資源研究所(WRI)と持続可能な開発のための世界 経済人会議(WBCSD)が共催する組織で、Scope3基準は同プロトコルが 2011年11月に発行した、サプライチェーン全体のCO₂排出量の算定基準

ガイドライン:サプライチェーンを通じた温室効果ガス排出算定に関する基本ガイドライン(Ver.3.0)2020年3月環境省・経済産業省

CO₂排出原単位データベース:サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出量原単位データベース(Ver.3.0)2020年3月LCIデータベースIDEAv2.3(サプライチェーン温室効果ガス排出量算定用)(一般)サステナブル経営推進機構2019年12月

注)原材料については、購入金額上位10品目について算出

サプライチェーンとScope3のカテゴリー