NEWS

  1. 横田社長年頭所感

横田社長年頭所感

2017年01月04日
株式会社トクヤマ
代表取締役 社長執行役員
横田 浩

年頭所感(要旨)

2017年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

当社は、2016年3月期 第3四半期決算でトクヤママレーシア第二期プラントの1,234億円に上る減損損失を発表し未曾有の危機に陥りました。こうした事態を受け、東京本部の移転、本社機能の一部移転、中期経営計画・トクヤマのビジョン策定、減資・優先株発行などを実行し、トクヤマ再建に向けて自助努力でできうるあらゆる方策を実施するとともに、再建の道筋を示すことができました。
7月以降は、グループ会社の再編、トクヤママレーシア全株式の韓国OCI社への譲渡契約締結など実施しグループ収益力の 強化を図り、上期は一定の収益を上げることができ、ようやく再建のスタートラインに立つことができました。
今年はトクヤマグループの真の実力が問われる年となります。トクヤマのビジョンに掲げる「伝統事業日本トップ」「先端事業世界トップ」に向けて、以下の抜本的な改革の取り組みを着実に実行していきます。

  • ROA・CCC目標達成や、BrightⅡの前倒し達成などへの取り組みを通じて、強靭で持続的成長可能な低コスト体質への転換を図ります。
  • 「製販開」一体となってマーケティング力を強化し、ビジネス創出力・収益力強化を進め、これらの実践を通じて組織風土改革を推進します。
  • 設備保全技術は競争力強化において最重要技術であり、組織・機能の強化を図って行きます。
  • 保安防災・環境保全は製造業の最重要項目です。残念ながら徳山製造所では従業員の休業災害が1件、不休災害が2件発生しています。改めてその礎である人材教育を怠らず、無事故・無災害を達成するようお願いします。

2018年2月にトクヤマは100周年を迎えます。 今年は過去の懸案事項に終止符を打ち、 再生に向かっての礎を築くための足腰をしっかりと鍛えるとともに、新しい組織風土を芽吹かせる大切な年となります。意義深い一年とするために、役職員一同、心を合わせて前に進みましょう。

以上