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  1. 深紫外LED技術・設備のスタンレー電気への譲渡について

深紫外LED技術・設備のスタンレー電気への譲渡について

2017年01月31日
株式会社トクヤマ

深紫外LED技術・設備のスタンレー電気への譲渡について

株式会社トクヤマ(本部:東京都千代田区、社長:横田 浩)は、このたび、スタンレー電気株式会社(本社:東京都目黒区、社長:北野 隆典、以下「スタンレー電気」)との間で、当社の保有する深紫外LEDの技術・設備を譲渡する契約を締結しましたのでお知らせいたします。

当社は、HVPE法(ハイドライド気相成長法)による単結晶窒化アルミニウム基板開発の応用展開として深紫外LEDの開発を進めてまいりました。現中期経営計画のもと、研究開発体制の顧客密着型への転換を進める中で、当社の特有技術の強みが活かせる単結晶窒化アルミニウム基板の材料開発に特化し、深紫外LEDの事業化は、LED市場で高い競争力を持つスタンレー電気が行う方がより幅広い展開を期待できるとの判断に至り、当社の保有する深紫外LED関連の特許、ノウハウおよび開発・生産設備を同社へ譲渡することを決定いたしました。

今後当社は、単結晶窒化アルミニウム基板開発に資源を集中し、スタンレー電気をはじめとした顧客と連携しながら本技術の深耕を図り、早期事業化の実現と材料開発の新たな展開を目指してまいります。

今年はトクヤマグループの真の実力が問われる年となります。トクヤマのビジョンに掲げる「伝統事業日本トップ」「先端事業世界トップ」に向けて、以下の抜本的な改革の取り組みを着実に実行していきます。

スタンレー電気株式会社概要

本店所在地 :東京都目黒区中目黒2-9-13
設   立 :1920年(大正9年)12月29日
代 表 者 :代表取締役社長 北野 隆典
資 本 金 :30,514百万円
従 業 員 数 :15,542名(連結)
事 業 内 容 :車両用ヘッドランプ、その他自動車用部品、LEDなど電子部品・機器の製造販売

深紫外LEDの工程概要と技術・設備譲渡後のイメージ

*HVPE法(ハイドライド気相成長法)による単結晶窒化アルミニウム成長技術。東京農工大学の基本技術を導入し、(国研)科学技術振興機構の支援も得て、当社にて工業化プロセスの開発に成功。

本件に関するお問い合わせ先
広報・IRグループ
TEL:03-5207-2552