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  1. 2019年度入社式挨拶(要旨)

2019年度入社式挨拶(要旨)

2019年04月01日

2019年度入社式挨拶(要旨)

株式会社トクヤマ
代表取締役社長執行役員
横田 浩

入社おめでとう。社会人としての記念すべきスタートにあたって、会社を代表してお祝いの言葉を申し上げる。
皆さんは、まさにVUCA という言葉に代表されるような激動、不確実、複雑、不透明な時代に社会人としての一歩を踏み出した。 正義とは何か、自由と民主主義を基調にした正義が揺らぎつつある。非常に不安定な世界。AIは人類を豊かにするのか、人の脅威になるのか、人の仕事を奪うのか、共存できるのか、こうした世の中にあって何に希望を見出してこれからの人生100年時代を生き抜いていくのか。常に勉強し知識を蓄えながら、仕事の実践を通じて、自分を磨き続けることが大事である。
そして、しなやかに世の中の変化に対応していく。そうした能力を人間力を養い続けることによってしか、明るく楽しい人生を切り開く術はないのではないか。変化の中には必ずビジネスチャンスがある。そのチャンスをつかみ取るには不断の積み重ねにより広く細密な網を張れるかどうかにかかっている。常にその準備を怠らないこと。

・皆さんに求めること

トクヤマのビジョンにある4つの価値観を常に念頭にそれを実践する社員になってほしい
  1.日本人が育んできた求道的職業倫理をもって自立した人になる
  2.勉強する習慣を身につけ、ベースになる知識を基に常に好奇心を持てる人になる
  3.常に外に目を向けて、世界中の人と触れ合いながら人間力を磨く人となる

ドラッカーはこう言っている。 「未知への跳躍を大きくしようとすれば、離陸の基礎を固めなければならない」皆さんはプロの仕事人にならなければいけない。 会社に、上司に何かをしてもらうという姿勢の人はこの会社にはいらない。これをやりたいという自立した人になってほしい。やらされ仕事ほどつまらないものはない。そうすれば仕事はとても面白くワクワクするような日々を過ごせるようになるはず。

最後に、創業者である岩井勝次郎の言葉を紹介して挨拶をしめくくりたい。

「常に事業は艱難に成り、安逸に敗る」

わが社はマレーシアの躓きから立ち直り、今成長戦略に軸足を移した。常に困難に立ち向かってこそ事業は強くなる、それは社員一人一人の力の結集でしか成し遂げられない。そしてより高みを目指すには、一人一人の力が他社に負けない力を持っていなければならない。

まさに企業は人なり、皆さんに大いに期待している。健康に留意して、是非将来を切り開ける人になってほしい。

 

以上