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  1. 2021年度 社長入社式挨拶

2021年度 社長入社式挨拶

2021年04月01日
株式会社トクヤマ
社長執行役員 横田 浩

    皆さん、入社おめでとうございます。
まだコロナ禍が続く中、今日は皆さんの人生の大きな節目です。社会人へのスタートを切るにあたり、今、胸に抱いている志を持ち続け、前向きに充実した会社生活を過ごしていただきたいと思います。

    さて、当社では今日から新しい中期経営計画がスタートします。
当社は100年以上にわたり、徳山の地で恵まれた港湾環境を生かし石炭火力自家発電による競争優位のビジネスモデルを構築してきました。しかしながら、脱炭素の潮流によりこれまで築いてきたビジネスモデルは転換を迫られています。そこで中期経営計画では、「事業ポートフォリオの転換」「地球温暖化防止への貢献」「CSR経営の推進」の三つの柱を掲げ会社を大きく変革する計画を打ち出しました。

    2030年までに発電所からのCO排出50%削減を表明する一方で、「電子・健康・環境」を成長のドライビングフォースとして、成長事業の売上高比率を現在の2倍の60%以上に高めるというゴールを設定しました。このチャレンジに合わせて、わが社の存在意義を「化学を礎に、環境と調和した幸せな未来を顧客とともに創造する」に改めました。化学産業は世の中を変える可能性にあふれたビジネスであり、環境と調和した幸せな未来を創造することが我々に課せられたミッションです。その実現のため「マーケティングと研究開発から始める価値創造型企業」「独自の強みを磨き、活かし、新領域に挑み続ける企業」「社員と家族が健康で自分の仕事と会社に誇りを持てる企業」「世界中の地域・社会の人々との繋がりを大切にする企業」をありたい姿として、こんな企業になりたいと、皆が心の底から共感できるものに再定義しました。

    そして、会社の一番の宝は人材です。より良い会社にできるどうかは社員の一人一人の力量にかかっています。トクヤマグループは今後成長する世界市場を相手に挑んでいきます。
どうか、志を高く持ち、その志を実現すべく日々勉強に励んでください。語学やICTスキル、仕事に必要な専門知識の習得はもちろん、さまざまな分野の人と関わり仕事での実践を積み重ねながら人間力を磨き、世界で通用する人材を目指してください。

    『天は自ら助くる者を助く』という言葉があります。まさに会社とはそういうところです。誰かが何かを与えてくれるのではなく、目標に向かって自ら行動する、努力する人を求めています。人生に与えられた時間には限りがあります。限りある時間をいかに有意義に使うか、決して後で悔いることのないよう、日々目的をもって行動してください。

    最後に創業者 岩井勝次郎が残した言葉『常に事業は艱難になり安逸に敗る』をお伝えし、また皆さんが元気で明るく、はつらつとした毎日を送られることを祈念して、私からの歓迎の挨拶といたします。

以上