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NEDOのGI基金事業に参加しカーボンネガティブコンクリートの実用化に挑戦
株式会社トクヤマ(本社:山口県周南市、社長:横田浩)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)の「グリーンイノベーション基金事業*/CO₂を用いたコンクリート等製造技術開発プロジェクト」のコンクリート分野において、鹿島建設株式会社、デンカ株式会社、株式会社竹中工務店の3社を実施予定先として公募採択をされましたコンソーシアム(民間企業 44社、10大学、1研究機関)の一員として参加を予定していましたが、この度、デンカ株式会社様(以下、デンカ社)との共同実施契約に合意し、本格的に活動を開始します。
本コンソーシアムが進める技術開発は、2030 年までにカーボンネガティブコンクリートのCO₂排出量の削減・CO₂固定量の増大を図るとともに、コスト低減を実現する製造システムの確立に取り組むものです。併せて、確立した技術の品質管理・CO₂固定量評価手法に関する技術の開発も行っていきます。
カーボンネガティブコンクリートとは、CO₂削減・固定化する技術を組み合せることで、コンクリートを製造時に発生するCO₂量を実質マイナスにするコンクリートです。トクヤマはセメントを兼業する化学メーカーであり、その技術と知見を基に、デンカ社と共に、カーボンネガティブコンクリートを構成するキーマテリアルの材料開発を担います。
当社は中期経営計画2025の柱の一つに「地球温暖化防止への貢献」を掲げており、本コンソーシアムへの参加をはじめ、積極的な技術開発を通じて、温室効果ガスの削減を目指してまいります。
*グリーンイノベーション基金事業(GI基金):
「2050年カーボンニュートラル」の目標達成に向け、NEDOに2兆円の基金を造成し、官民で野心的かつ具体的な目標を共有した上で、これに経営課題として取り組む企業等に対して、10年間、研究開発・実証から社会実装までを継続して支援する事業
株式会社トクヤマ 広報・IRグループ
(東京)03-5207-2552