NEWS

  1. 企業価値の最大化に寄与する徳山製造所経営シミュレーションモデル「T-FORCE」を構築

企業価値の最大化に寄与する徳山製造所経営シミュレーションモデル
「T-FORCE」を構築

2024年01月18日
株式会社トクヤマ

株式会社トクヤマ(本部:東京都千代田区、社長:横田 浩)は、2023年12月に徳山製造所経営シミュレーションモデル「T-FORCE(ティーフォース):Tokuyama Factory Optimizer with Rapid Calculation of Economic efficiency」を自社で構築しました。

今回当社が構築したモデルでは、電気や蒸気といったユーティリティのバランスを加味し、プラントの稼働率に伴う各主要製品の収益計算を自動で行うことで、企業価値の最大化に向けた指針を示すことが可能となります。モデルの対象とした徳山製造所(山口県周南市)は、自家発電所を中心に、苛性ソーダなどの化学品やセメント・半導体関連材料など様々な製品を生産しており、各製造ラインが高度に統合された特長を有しているため、エネルギー・マテリアル・廃棄物循環のバランスを考慮した、最適な製造所運営方針を策定する業務負荷が大きく、課題となっていました。

本モデルは、TDX(=Tokuyama DX)の取り組みの一環で、簡易的な入力画面での操作により、短時間でシミュレーションが可能です。本モデルの活用により、プラント稼働方針の立案などに関わる徳山製造所の運営業務が大幅に効率化し、中期経営計画2025で掲げている「事業ポートフォリオの転換」の基盤となります。またCO2排出量・ICPなどの条件を考慮した多様なパターンの予測計算が可能なため、「地球温暖化防止への貢献」にむけた活用も予定しています。

昨今の経済環境においては、変化への迅速な対応と判断が求められており、今後も、TDXの推進を通じて、「生産性向上」、「機能強化」、「スピードアップ」を追求し、データとデジタル技術の活用を通じた業務革新を進めてまいります。

以上


<<本件に関するお問い合わせ先>>
株式会社トクヤマ 広報・IRグループ
TEL:03-5207-2552