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トクヤマ、製造現場のDXの加速に向けてCogniteを採用
~AIを活用し、オペレーションの自動化を推進~
2025年09月10日
Cognite株式会社
株式会社トクヤマ
株式会社トクヤマ(本部:東京都千代田区、社長:横田浩)とCognite株式会社(代表取締役社長:江川 亮一、以下「Cognite」)は、トクヤマの製造現場におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速するため、Cogniteの提供する産業向けデータ統合AIプラットフォーム「Cognite Data Fusion®(以下、CDF)」を採用したことを発表いたします。トクヤマはCogniteとの協業を通じて、設備保全や運転管理業務の効率化・高度化を推進してまいります。
トクヤマは、化学品やセメント、電子材料など多岐にわたる製品を製造・販売しており、特に徳山製造所においては、安全性・安定操業の確保、生産性の向上、技術継承といった課題解決のため、DXによる効率化・高度化に取り組んでいます。これには、これまで別々に管理されてきた製造所の各設備の運転データ、設備台帳、保全情報といった多岐にわたるデータの統合が不可欠であり、以下の点を評価しCDFの導入を決定しました。
- データサイロの解消: 部門ごとに分散している設備図面やP&ID(配管計装図)、センサーデータ、点検記録など、あらゆるデータを統合・構造化し、現場のオペレーターやエンジニアが容易にアクセス・活用できる環境を構築できる点
- 既存システムとの高い連携性: 既存のシステムとの柔軟な連携が可能であり、スムーズな導入・運用が見込める点
- AIエージェントの活用: Cognite Atlas AI™は、ローコードな産業用AIエージェント開発環境であり、リアルタイムで利用可能なOT(制御技術)、IT(情報技術)、およびエンジニアリングの各データを用いてAIエージェントを動かすことができるため、データ探索にかかる作業を減らし、保守や操業の改善に貢献する点
今後、トクヤマは、設備状態の可視化、異常検知の高度化、点検業務の効率化など、現場の具体的なオペレーションのデジタル化と自動化を段階的に進め、2026年3月までに徳山製造所の全9製造部におけるCogniteの導入完了を目指します。
以上
≪本件に関するお問い合わせ先≫
Cognite株式会社 マーケティング担当 福岡
Mail: media-japan@cognite.com
株式会社トクヤマ 広報・IRグループ
TEL: 0834-34-2002
Cognite株式会社 マーケティング担当 福岡
Mail: media-japan@cognite.com
株式会社トクヤマ 広報・IRグループ
TEL: 0834-34-2002