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2026年度 入社式挨拶(要旨)
入社おめでとうございます。本日ここに集われた皆さんを、心から歓迎いたします。
私自身、本日4月1日をもって代表取締役 社長執行役員に就任いたしました。新体制のもと、新しい仲間を迎えられることを、大変心強く、また誇りに思っています。
私が入社した当時、社長の訓示で印象に残っている言葉が「生涯勉強」でした。振り返れば仕事を通じて多くのことを教えてもらい、学んできました。
皆さんに理解してほしいのは、学校での学びと会社での学びは本質的に異なるということです。お金を払って学ぶのではなく、お金をもらいながら学ぶ立場になります。会社にとって人材育成は人への投資であり、皆さん一人一人に大きな期待を寄せています。
世界と日本は今、大きな転換点にあります。変化のスピードは年々加速し、企業にはこれまで以上に覚悟ある意思決定と、決めたことをやり切る実行力が求められています。その中で当社は長年取り組んできたセメント事業の譲渡という難しい決断を下しました。限られた経営資源をどこに集中させ、どの分野で世界と戦うのかを真剣に考え抜いた末の選択でした。一方で、MBLグループ及びMBLマテリアルズの買収は、成長分野への明確な意思表示であり、次の時代に向けて踏み出す重要な一歩です。いずれも現状維持ではなく、変化を選ぶ決断です。
また現在、中東情勢の緊迫化により、ホルムズ海峡を巡る不透明感が高まり、当社事業に関わるナフサなど原材料の供給に不安の声もあがっています。しかし私たちは、過度に不安をあおることなく、冷静に状況を見極めながら対応しています。そして、その中心にあるのは制度や組織ではなく、常に「人」です。現場では、調達・生産・物流の各所で、日々の操業を守るために知恵を絞り、粘り強い努力が行われています。その一つ一つの積み重ねが当社の事業を支えており、現場の努力と責任感に、改めて深い敬意を表します。
不確実性の高い時代では、すべてを正確に予測することはできません。だからこそ重要なのは、一人で抱え込まず、組織として知恵を出し合い、互いに支え合いながら乗り越えていく姿勢です。現場で起きている現実を学び、先輩の知恵に耳を傾け、自分なりに考え、行動してください。
仕事を通じて学び、考え、実践し、また学ぶ。この繰り返しが、皆さん自身の実力となり、会社の力になります。変化を恐れず、専門性と誠実さを磨き続け、自分自身の可能性に限界を設けないでください。
皆さんの社会人としての第一歩が、実り多く、誇りあるものとなることを心から願っています。共に考え、学び、挑戦し、共に新しい当社の未来を創っていきましょう。
以上
