サーキュラーエコノミー実現に向けた取り組み

当社グループでは、電子・健康・環境の各分野を成長事業と定義し、成長事業への「事業ポートフォリオの転換」を加速させています。環境事業分野においては、独自の特有技術を活用して、将来的に大量廃棄が予想される太陽光パネルの高度リサイクル技術の開発や、廃棄処分に課題がある廃石膏ボードのリサイクル事業を株式会社トクヤマ・チヨダジプサムが国内3工場で運営しています。

2023年に経済産業省が設立した「サーキュラーパートナーズ」に参画し、以下の通り高い目標を掲げ、サーキュラーエコノミー(循環経済)の実現に向けて取り組みを進めています。

(1)太陽光パネルリサイクルテーマ

【目標】 高度リサイクル技術の確立。
太陽光パネルを構成する部材の資源回収率(リサイクル率) 95%以上を達成する。
※ガラスの水平リサイクル技術の実証達成、およびサーマルリサイクルを含む。

【達成時期】 2028年度

太陽光パネルの重量構成比

(2)廃石膏ボードリサイクルテーマ

【目標】 廃石膏ボードのリサイクル率を上げるため、廃石膏ボード由来の再生石膏製造に取り組む。
国内に再生石膏製造拠点を2 拠点増やす。

【達成時期】 2030年度

石膏ボードの完全リサイクル