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資源リサイクル

資源環境事業は、セメントの製造工程で廃棄物や副産物を有効に利用し、再資源化しています。1938年の当社セメント事業開始時から、自社のソーダ灰工場からのマッド(廃泥)や自家発電設備からの石炭の燃えかすを原料として使用しており、業界に先駆け再資源化に取り組んできました。現在では、広く社内外から大量の廃棄物・副産物を受け入れ、リサイクル資源として活用しています。
当事業では、今後もセメントの品質を維持しながら、廃棄物の受け入れ量や受け入れ対象物の拡大、さらには当社の独自技術やリサイクルの知見を生かした新しい環境事業の展開に注力し、研究開発を進めていきます。

資源環境事業の強み

  • 環境保全に配慮した再資源化方法:廃プラスチックなどの可燃成分は熱エネルギー代替として、不燃成分はセメントの原料代替として利用しています。キルンの燃焼温度は1,000~1,800℃と非常に高温のため可燃性の成分は完全に燃焼させることができ、さらに燃焼後の灰分はセメントの構成成分として取り込まれ、残渣が出ないことも特長です。また、新鋭の公害防止機器によって環境へ配慮しています。
  • 多種類・大量の再資源化が可能:キルンの生産能力が大きいため、大量の再資源化が可能です。また、さまざまな種類の廃棄物に対応した再資源化設備を保有しています。さらに、連続運転による廃棄物の安定的な受け入れが可能です。
  • 充実した検査体制:高度な分析技術を駆使して廃棄物の物性を把握し、オンライン自動分析装置による工程品質管理を行っています。

多種多様な受け入れ対象廃棄物

低含水・高含水汚泥設備や鋭角廃棄物処理施設など、さまざまな再資源化設備で廃棄物の受け入れをしています。

廃棄物名称 品目

廃プラスチック類

廃プラスチック (塩ビは除く)
廃プラスチック燃料化(破砕)プラントで破砕した後、キルンに直接吹き込み熱エネルギー代替として使用します。

汚泥

建設汚泥、上水汚泥、下水汚泥、燃料汚泥、工場廃水汚泥、有機汚泥
低含水汚泥はセメント原料の代替として使用します。
下水汚泥などの高含水汚泥は、専用の密閉式タンクに貯蔵した後、セメント原料の代替として使用します。

ガラスくず・コンクリートくず・陶磁器くず

廃サイディングボード、廃石膏
廃サイディングボードは鋭角廃棄物処理施設で破砕した後、セメント原料の代替として使用します。
廃石膏はセメント原料の代替として使用します。

ばいじん

石炭灰、重油灰
石炭灰はセメント原料の代替として使用します。
重油灰などは熱エネルギー代替として使用します。

廃液

写真現像廃液、期限切れ飲料、可燃性廃液、廃アルカリ
専用のタンクに貯蔵した後、ドライヤーに投入します。可燃性廃液は仮焼炉に投入し、熱エネルギー代替として使用します。

燃え殻

クリンカ灰、燃え殻
セメント原料の代替として使用します。

鉱さい

高炉スラグ、転炉スラグ、製鋼スラグ、中和滓
セメント原料の代替として使用します。

動物性残渣

牛肉骨粉
セメントの熱エネルギー代替として使用します。

焼却灰

ごみ焼却灰
セメント原料の代替として使用します。
当社は山口エコテック(株)のごみ焼却灰を受け入れています。

汚染土壌

汚染土壌
セメント原料の代替として使用します。>

自動車破砕残渣

自動車破砕残渣(ASR:Automobile Shredder Residue)
セメントの熱エネルギー代替として利用します。

事業トピックス

業界に先駆けて廃プラスチック燃料化を実施

トクヤマは、 1999年に国内セメントメーカーで初めて廃プラスチックのサーマルリサイクルを目的に、廃プラスチック燃料化(破砕)プラントを設置しました。 これは、破砕された廃プラスチックをセメントのロータリーキルン前部(窯前)より安定的に大量に吹き込む技術を開発・確立することによって実現したものです。2002年度には経済産業省主催の資源循環技術・システム表彰において、経済産業省産業技術環境局長賞を受賞しています。

全国初・山口方式ごみ焼却灰のセメント原料化事業

2001年、山口県下自治体のごみ焼却施設から排出される焼却灰を受け入れて、セメントの原料にする会社山口エコテック株式会社を宇部興産株式会社とともに設立しました。これは、山口県が中心となって進めてきた「やまぐちエコタウン事業」の中核プロジェクトの一つです。県下全域のごみ焼却灰を一箇所に集めて集中的に前処理するという方式は全国でも初の取り組みで「山口方式」と呼ばれました。山口エコテック株式会社では、ごみ焼却灰を脱ダイオキシン・水洗脱塩処理後、フィルタープレスにより無機汚泥化し、普通ポルトランドセメントの材料としてリサイクルします。

下水汚泥の発酵乾燥によるバイオマス燃料の製造

下水汚泥を直接セメント処理すると、含有する水分(含水率約80%)を乾燥するため石炭使用量が増加するとともに、生産能力が低下する課題があります。このような背景から、2014年に南部開発株式会社と共同で業務を開始した株式会社森づくりでは、化石エネルギーを使わず、微生物の働きにより下水道汚泥を発酵乾燥させたバイオマス燃料「ハンポスト」を製造し、セメントの熱エネルギー代替として使用しています。

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