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技術分野

新事業化組織

電解事業化グループ

Overview

概要

気候変動対策は人類共通の課題であり、今まさにエネルギーを取り巻く環境は大きく変わろうとしています。トクヤマは自社内で70年以上にわたり培ってきた食塩電解技術をベースに、食塩電解槽とアルカリ型水電解槽(AWE)システムの開発、事業化にチャレンジしています。

メーカーであればこその強み(運転・生産・設備管理技術・ノウハウ)を生かし、安全で高性能かつ低コストな装置を提供することで、省エネの推進や再エネからのグリーン水素製造により世界の脱炭素化に貢献していきます。

Research theme / Fundamental technology

主な研究テーマ/基盤技術

食塩電解槽の開発・製作

食塩電解技術はトクヤマのコア技術の一つです。中でも「ゼロギャップシステム」と呼ばれる技術は溶液抵抗を極限まで下げた画期的な技術であり、性能は世界最高水準です。現在はさらに構造抵抗を下げるための電極・膜界面の気泡離脱促進や部材形状の改善に取り組んでいます。

また、すでに設置が完了しているセル製作工場の生産性向上や品質の安定化にも注力しています。トクヤマの食塩電解(苛性ソーダ・塩素・水素生産)工場は国内第2位の規模を誇る工場であり、開発の検証が効率的に行われることも強みです。

アルカリ型水電解槽(AWE)システムの開発、製作

食塩電解技術の強みを生かし、アルカリ型水電解槽(高圧タイプ)の開発を進めています。高圧タイプのAWEは国内ではトクヤマが唯一の取り組み企業であり、市場ニーズに応えるべく開発を急いでいます。

AWEは比較的大規模生産に有利な製法ですが、コンパクト化が可能な高圧の利点も生かし、コンテナタイプの開発にも取り組んでいます。水電解は変動再エネを主電源とするため、起動停止の繰り返しや急な負荷変動など、どの企業も長期性能や安定性、寿命には課題を抱えています。

トクヤマはセルを構成する電極の触媒開発にも着手しており、併せて隔膜、流動状態など各要素技術の解析、サイズ、材質など次世代仕様の検討、あるいはセルの量産化に向けた製作検討などを精力的に進めながらコストパフォーマンスに優れるシステムを目指しています。