前任を超える人材たれ

歯科治療用の樹脂製充填剤コンポジットレジンの営業を担当する。2000年に入社した当初は経理グループに配属となった。その後、国内営業に携わり、現在は海外をフィールドに奮闘している。「人がいるところに歯がある」。この名言を糧に活動を展開するが、少子高齢化の国内はビジネスチャンスが頭打ち気味だった。「ひきかえ海外のマーケットには開拓の余地があり、努力の手応えがあると自覚しています」。とはいっても、アメリカにはアメリカの、東南アジアには東南アジアの国内事情やビジネス文化が千差万別だ。いつもはじめは暗中模索。
先輩たちからは、その豊かな経験が生む「独自の強み」を学ぶ。同じように自分自身の強みを大事にしていくつもりだ。南米の新規開拓に挑んだ先輩に同行したのは得がたい経験となった。未踏の地での狩人にとって何が肝要か、つぶさに見た。こんどは君の番だと先輩は言う。ほら、大きなところが白紙で残っている。アフリカだ。